>兎哭さん はぁ…はぁ…(どんどん身体の熱が上がっていくこの感じ、少し覚えがある。自分は風邪をひいたことがなかったので熱の感じが全く分からない、がドクが身体にまわった時の感じに似ている。自分の急激な体調の変化に戸惑うがなにもなすすべもなくその場に座ったまま荒く息を吐く。「兎哭、さん?」聞き覚えのある声にピクリと反応し、ぼんやりと視界がゆがむなか相手を見上げる。熱で少し涙が浮かぶが相手の姿はなんとなくわかる