そー、こんな夜中に散歩。お腹一杯で眠れなくてなァ。そしたら何故だかお兄さん起きてるからご対面なのですぜー (初対面というのも気にせずに掛けられた言葉に目尻を下げて笑いながら返すと窓の縁に腕を組んで相手の顔を覗き込む。時折吹いてくる風に特有の紫の毛束を揺らしてはは、と何かに気付いたように目を丸めてから「おはようお兄さん」と見当違いの挨拶を交わし