神社のじ-ちゃん 2014-03-26 15:22:55 |
通報 |
>惣右介
そう、か…。なら、知り合いはどうだ?土地を治めているような、そういう者は知らないか?
(この地を守護するよう祀られている以上山から離れるようなことは出来ない、そんな立場の自身からすれば妖怪との邂逅自体稀なことで、だからこそこのチャンスを逃せないと思ったのか一時は相手の言葉に落胆したように肩を落としたもののすぐに顔を上げ更なる質問を続け。「…おれ、は…この社を立て直したいんだ。…それで、もし同じような立場の者を知っているのなら、話を聞かせて欲しくて…。」蛇から手を離しゆっくりと立ち上がると自身より少々背の高い彼の目をじっと見つめながら真剣な面持ちで言葉を続け。どうにかこの滅多にないチャンスにすがりたいのか、服の腹辺りをぎゅっと握り締め緊張をいなしながら相手の返答を待って。)
>零
…すごくもふもふだな。…その、だな…悪いんだが、もう少し触らせてくれ。
(柔らかく手触りのいい尻尾に手を埋めれば相手の方から悲鳴とも取れる声が聞こえ、驚いてそちらを見ると相手は口を押さえたまま首を振っていて。それが意味するものは何となく伝わった、しかしながらこの心地よい感覚から離れるのはとても名残惜しく、困ったように眉を寄せながら暫しの沈黙を挟み。彼には悪いが正直もう少しでいいからこの心地よさに浸りたいのが本音で、考え込んだ結果自己中心的だとは思ったもののもう暫しこのままで居させて欲しいと口にすればもう一方の手もずぼりと尻尾に突っ込み。心地よさに思わず表情に笑みが浮かび、そのまま尻尾を引き寄せるようにして緩く持ち上げると軽く体を傾け尻尾に頬を寄せて。)
トピック検索 |