＊炬燵にみかん。/ bml 人数無制限

　＿＿そうなんだ、へぇ…。何で男もいける口になったのかは聞かないけど、そういう人も居るのか成程。(まさか目の前の男がそっちの気が少しでも有る人種だとは驚きでぽかんとしながらも、納得したように彼を見据える。若くも老いても居ない年齢に長身のがっしりとした体型、そっちの住人ならばほってはおかないだろう。己も筋肉質で腹筋や二の腕、太股などがっしりしたタイプが好きで有るし、それもそれで大いに納得がいく話である。みかんを食べながら此方に返答をし、個人的な内容の話題を振られれば「え、いいなそれ。好きな仕事が出来れば本望じゃん。　俺はまだなんも考えて無いんだよな…進学だって家に居たくないのと将来設計出来てないので逃げてきたみたいだし……。」と自分に取っては痛い話題であったのか、か細い声でぼそりと顔を背け口元を隠すように伏せて。その後己の髪を撫でる彼の手がいつの間にか離れていて睫毛に何かが触れるのを感じれば“ん…？”と片目だけ重たい瞼をゆっくりと開けて彼の指に焦点が合ってはぼんやりとそれを眺めて。)