小枝 2013-11-08 00:46:37 |
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「不登校は甘え」という人の勘違い
「不登校は甘え」という人がいますが、私の経験上(不登校経験者です)「不登校は甘え」というのはあり得ません。今からその訳をお話しします。
まず「甘えている」という状況は「平均レベルに耐えきれず逃げている」という状況で使う言葉です。たとえば「自衛隊に入ったけれど、訓練がキツすぎて実家に帰ってしまった」というなら、その人は他の訓練生より「甘えている」事になります。
しかし「その訓練生が、教官や他の訓練生に、肉体的暴力や精神的暴力を加えられていた」としたらどうでしょうか?その訓練生には、他の訓練生に比べて、肉体的にも精神的にも、平均以上の負荷がかかっており、「甘えている」とは言えません。
つまり、「不登校は甘え」と主張する人は、「不登校は平均レベルから脱落(逃げた)した人だ」と勘違いしている訳です。しかしそれは断じて違います。虐められている人が、虐められていない人と同じ苦労しかしていない訳がありませんよね?
また、親を亡くした人が、家族が皆元気な人と同じ苦労しかしていない筈もありません。つまり不登校とは「平均以上の負荷がかかったために、学校に行けなくなった人」、もっと簡単に言えば「人より苦労した結果、潰れた人」という事です。
そこからニートになってしまえば、「人生の負け組」と言わざるを得ません。いくら「僕(私)は苦労してきたんです」と主張しても、金は稼げませんからね。でもたまに「不登校はニート確定でしょwwwwww」などと言っている人がいます。
そういう発言は、まだ社会復帰のチャンスがある人の希望まで奪い、ニートを増やす事に繋がります。「不登校は良い事」とは言いません。ただ「不登校は悪者ではない」という事が言いたいです。来たくても来れないんだ。と分かって下さい。
※もちろん単に怠けているだけのクズ共も少数ですがいます。そういうゴミ野郎はここでの「不登校」には入りませんので、くれぐれもご注意下さい。
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