千早 2013-09-22 21:42:14 |
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まじすか!?学園の百合小説です
登場伽羅は優子とサドです
優子の視点から書かれています
~優子とサド~
入院生活が暇でしかたがなくてよく病院を抜け出した
その日はゲームセンターで暇つぶしをしていた
「よし……」
ユーフォーキャッチャーのアームがポケモンのピカチューのぬいぐるみを掴むと出口の穴の方に向かうけれども途中でぬいぐるみが落ちてしまった
「あ~~~~くそ~~落ちたか、取れると思ったのによ」
あたしは軽くユーフォーキャッチャーのケースを叩いたところで後ろから誰かに話しかけられた
「また病室を無断でぬけだしたのですか?」
「お~~サドじゃないか、いや~~病院生活は暇で仕方がなくてな、サドもやるか?
これは結構難しいぞ」
「そうですね…では一回だけ」
サドは二百円の投入口にいれてボタンを押してアームをぬいぐるみの上まで持ってくるとそのままぬいぐるみを掴むと景品投下口に落ちた
「てっ一回で成功かよ、私は二千円も使ったのによ」
「なんだかすいません…宜しかったらこのぬいぐるみを差し上げましょうか?」
「あ~~いらない、こういうのは自分で取るのに意味があるからな」
「優子さんらしいですね、その気持ち少しわかります」
「でどうしたんだ、あたしに何か用があったんじゃないか?」
「用ってほっどではありませんが病室がものけのからでしたから多分こちらにいるんじゃないかなって思いまして…」
「サドはなんでもあたしの事をわかってるんだな」
「優子さんの事はずっと見ていましたから…」
「頼りになる副部長でなによりだ、それじゃあ、あたしの気持ちも気づいているんだよな」
「何のことですか?言っている意味がわかりません」
「気づいてないのか、なら少し目を瞑れ、教えてやるよ」
「目をですか?わかりました」
サドが目を瞑ったのを見てあたしは軽くサドの口にキスをした
「ゆ、優子さん、いきなり何をするんですか!?」
「キスをしただけで慌てすぎだ」
「誰でも慌てます、それにあたしはファーストキスだったんですよ」
「それなら心配はない、あたしもファーストキスだからよ」
「良い事あるわけありません、それに優子さんとのファーストキスでしたらもっと雰囲気のいい場所でしたかったです…」
「それは悪かったな、それなら口直しに違う場所でするか?」
「そういう問題ではありません、女の子にとってファーストキスは大切な事なんです」
「それじゃあ、サドはあたしとキスをしたくないのか?」
「それは…したいですけど…」
「それなら問題はないよな、今からサドの家に行って良いか?」
「今からですか?かまいませんけれども今日は両親とも留守なのですがそれでもいいですか?」
「両親が留守ならなお好都合じゃないか、あたしはそれでもかまわんよ」
「あ、あの、優子さん、好都合ってあたしの家で何をするつもりですか?」
「何ってキスのやりなおしをするだけだがサドはどんな事を想像していたのか?」
「そんなの秘密です、優子さんからかわないでください」
顔を真っ赤にするサドが可愛くて愛おしくなった
「いや~~すまんすまん、それなら早速サドの家に行こうか」
「はい、わかりました」
サドと一緒にサドの家に向かうとそのままサドの部屋に入った
「へ~~ここがサドの部屋なんだな、意外と女の子らしい部屋だな」
「優子さん、あんまり部屋を見たら恥ずかしいです…では飲み物を持ってきます」
「お~~~~すまない、頼むわ」
あたしはサドが部屋を出ていくのを見送ると棚に置いてあったアルバムを手に取った
「へ~~子供時のサドって可愛かったんだな~~~」
アルバムを見ていたらペットボトルを持ってサドが戻ってきた
「お待たせしました、てっ優子さん何見てるんですか!?」
「お~~お帰り~~、この時のサドって可愛かったんだな」
「優子さん、からかわないでください…、コーラで良かったですか?」
「それでかわないぞ、さんきゅうな」
あたしはサドからコーラのペットポトルを受け取ると飲んだ
「ぷは~~~やっぱりコーラはうまいわ、ではさっそくキスのやり直しと行こうか、サド、こっちにこい」
「は、はい…」
「硬くなりすぎだ、ほら、リラックスしろ」
あたしはサドを軽く抱きしめると背中を優しく撫でた
「ん…優子さんにこうしてもらえると落ち着きます…」
「サドの顔をよく見せてくれ」
「はい…優子さん…」
「そういえば改めて言ってなかったな、サド、好きだ」
「私も優子さんの事が好きです…」
あたしとサドはまじかで見つめあうとどちらからともなくサドとキスをした
今度は甘く長いキスを…
サドとのキスの時間が夢のような時間だった
~終わり~
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