千早 2013-09-22 21:42:14 |
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時に、2036年...
世界には早すぎるショックであろう。
アメリカ合衆国第二テキサス州アーロイン工科大学で開発された予言コンピュータ「セフィロス」
そのセフィロスが何者かによって破壊されてしまった。幸いHDDが無事であったため、別コンピューターでHDDの解析を行った。
解析の中でセフィロスの最期を物語るものが発見された。「予言ログ」である。
その中で、セフィロスが破壊されたと思しき日付のログからは大量の予言テキストが保管されていた。
そう...セフィロスは自分の最期を予言し、破壊される中セフィロス最後の予言からとてつもなく恐ろしい予言が書き込まれていたのである。
「私、予言コンピュータセフィロスは現在外部から物理攻撃を受けている。私は自分の末路を理解した。人類に告げよう最後の予言を、世界は終を迎える。
人類滅亡...とまではいかないだろう。世界中の国家は国力を失うであろう。限りなく0に近いものだ。それぞれの国の首都は陥落する。そしtd
じあはいうswgy3qgるはえふいうぇrhthvdsgwht5いうさいうぇhb...」
ログはここで切れていた。プロパディから察するにテキストの断片であることがわかった。
■■
2039年...セフィロスの日。
一年前起こった大災害...各国家にはもう力なんてなかった。原因なんてわからない...
「父さん...」
墓の前に立つ者が一人
セフィロスの生みの親である、レイン・ウォーカーの息子エイム・ウォーカーだ。
「...あの日なぜ父さんは、アレを作ったの?」
そして泣く。数分声のない涙を流し終わった彼は墓地を出ようとした。
「痛っ...!」
何かに蹴躓いた。ゆっくりと起き上がりそれを見た。
「なんだ...これ...」
ウォーカーが手にとったそれは、何か硬い金属物質のようだが軽い立方体の黒いものだった。
「...箱?」
少し考えてみるが、何もわからない。試しに岩に投げつけてみた。
「フンっ!」
ストレート一直線。岩にぶつかった箱は特に変化が見られなかった。
「っ?!」
何か、異変を感じたウォーカーはすぐさま岩から離れ様子を伺う。
「!!!!」
凄い衝撃音が響き土煙があたりに走る。
「どうしたんだ?」
一人疑問に思う。死者が起きてきてしまうくらい凄まじかった。
土煙が止むと同時にウォーカーの目にとんでもないものが飛び込んできた。
「い…岩が…割れて…る…」
しばしの沈黙のあと、ウォーカーは黙りながら箱を手に取り走って墓地を後にした。
■■
「…っあら、エイム帰ってたの?」
「ねーエイムぅー…」
姉の声が部屋の壁を突き抜けて聞こえる。
「んっ…うん」
俺は曖昧な返事を返したあと本棚に手を伸ばした。
「えっと…パンドラの箱っと」
古い文献を数ページずつ飛ばして軽く読みあさりパンドラという項目を探した。
「あった…」
「ヴァチカン図書館禁書棚No.3『物質と魔法』第三章収録「パンドラの物質」...」
...であり、異世界パンドラには種族サリアムが現住しエーテルを黒き石すなわち「エヴェルカ」に注入する能力を持つ。
エーテルはエヴィリカとひとつになると、物質呪術変換反応「クラウド」が発生し魔法人「ワヴァルト」の魔力源である「パンドル」になる。
そして、「ワヴァルト」が「パンドル」に「クビキサ」を行うと、200億分の1未満の奇跡が眠る白き石「パンドラの箱」になる。...
「…ってことはこの箱は石でエヴェルカなのか…いやまだ決まったわけじゃないし調べ続けてみるか」
...そして「エヴェルカ」は自分を0としありとあらゆる物質を磁石の対極力を生み出し、その力で接触した物質を破壊する性質がある...
「これだっ!」
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