BL.†Ghost House†.ML(人数制限有)

>初鹿野
ーー…あれ、なんか俺探されてる？
(自分の呟きに相槌を打ってくれた相手の方にちらりと視線を移せば何やらこちらの衣装を見てから笑いでも堪えるように震えている、その様子に自分で言い出しておいてなんだが少しだけむっとしてしまい。このまま此処にいては相手に笑われるだけじゃなくその内ナルシストじみた彼の話まで聞かされそうで、そそくさと逃げるようにその場を後にするとそのまま各所設備を見回って。そうして暫くした頃傍にいた他のバイトの方に声を掛けられ、聞いてみればどうやら先程の彼が自分を探しているとのこと。何故かは分からないものの探されているとあってはこちらも出向かない訳にはいかず、探し回る相手の元へ向かい控え目に声を掛けると不思議そうな面持ちのまま緩く首を傾げて。)

>サダオ
いいじゃん、貞子って呼ばないだけましだろ？男だからサダオ、我ながら中々のネーミングだな。
(じとりとした彼の視線も何のその、ひとり得意気な表情で自画自賛するようにみずからのネーミングセンスについて語ると相手の持っているDVDのパッケージに目を移し。「いやー、俺は正直カボチャ被ってればそれらしくなるし。参考にするとしたら…俺の場合あれだ、ディズニーの骸骨みたいなやつ。あれ見るくらい？」真面目に役作りに関して考える相手とは対照的にこちらは何とも適当で、表情が見えない以上それなりの動きさえすれば相応のものに見えるだろう、なんて軽い考えでいて。参考になりそうなかのディズニー映画の名前すらうろ覚えのままながらあっけらかんとした気楽そうな笑顔を浮かべると棚に手を伸ばし、参考にする訳ではないが何となくの気分でDVDを漁り始めて。)