ヌシ-。 2013-09-13 00:19:11 |
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>響
…ぇ、いや、でも、…女子、は?良かっ……
(己が言いたくとも決して口に出せなかった言葉を相手は簡単に言ってのける。舞い上がるような嬉しさが大きくも、矢張り自分への印象はいつまでも友達止まりなのだろうと言う分かりきっていながらの諦めが本当に僅かであるが心を曇らせ。然し表ではそんな事を言っていられる程の余裕も無く、視線を泳がせながらグダグダと言葉を連ね。そう言えば先程密かに女子と会話する相手を視界に捉えていたわけだが、彼女等のブーイングの様子から何事かの誘いを蹴ったのであろうと推測しており、女好きの相手が女子よりも優先すべき用事があるのだろうと思っていたのだが、一緒に帰るだなんて悠長な事を言っていて良いのだろうか。当初は相手と女子生徒が会話していた場面を見ていた事を然り気無く隠していたにも関わらず、ついうっかり口にしてしまえば慌てて口を閉じるも気付いた時には遅く。その場に佇み先を行ってしまう相手の背を困ったように見詰めるも、先程の自身を揶揄するような言葉のお陰で手伝ってもらう事に罪悪感を感じなくなったのは確かで。これも相手の優しさだろうか、思わず頬を緩めてしまえば小走りで相手を追い隣に並んでは「ドジじゃないし」と今更ながら反論して)
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