(嗚呼、そろそろ起きてくるだろう。二日酔いなのかふらふらとしているのかふらふらとした足音でそう直感すれば、赤茶の髪の酒好きが好きな報道番組にチャンネルを切り替える。パンを焼き、あいての好きな濃さの珈琲と己の分の珈琲をいれ、満足そうに息を吐き。もはや、日課となってしまっている行為を済ませた所で相手の姿が。自然に浮かぶ微笑みを堪えることもせず、「おはよう、めーちゃん。良い夢見れた?」と一つ声をかけ)