主 2013-08-01 18:44:46 |
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ん、や…なんもねぇから!(だから先食ってろと左手を庇いながら相手にばれないようにすると「サラダ作るんだよ、どうせおめぇ食わねぇだろーが。俺が食うから」と、言って相手に席に戻れと言えば
…左手どうした、?(庇うように隠された左手に顔を歪めまさかとは思うが嫌な予感が当たってしまったのでは無いかと。そういえば先程から言動が自分を遠ざけるようなものが多く妙に不自然だということに気が付き手首掴んで問いただすように相手の目を見つめ。
っ!?(何故察したのか驚きながら、「離せ…これは…」と言いかけたが嘘をついても意味がないと悟り、切った、と正直に言えば馬鹿にされると思い
…馬鹿、なんで早く言わないんだよ、(相手の答えにやっぱりか、と舌打ちすれば真っ直ぐ目見て言い放ち。「取り敢えず傷口洗ってろ、」と告げれば自分はここ随分と使っていない救急箱を探しに別の部屋へと向かい、最後に使ったのかいつだったかと記憶を探りながら思い当たる場所は無いかと。
いや、こんぐらいなんともねぇから!(そう言うと相手の腕を掴み、こんなん舐めときゃ治る、と言って「だから飯食え、冷めちまう」と言えば苦笑いしながら
ほっといて悪化したらどうすんだよ、(引き留める相手に納得がいかないのか不服そうな表情で。確かにせっかく作ってくれたのだから暖かい内に食べたいのは山々なのだが、此で放って置いて後で傷口が膿んだりしてしまってはいけないと告げ。
…(何やら不満げに相手を見つめるも結局は折れることにしたのか苛立った溜息を吐いて。後で絆創膏は渡しておこう、と考えつつ自分も相手の居るテーブルの方へと足を進め、目の前の椅子に渋々座れば拗ねたような表情見せ。
じゃあ、頂き、ます、(と自分も小さく手を合わせそう呟くと出来立てだからか暑そうな其れに火傷しないように、と気を配りつつ口へと運べばその味は意外にも美味しくて。「…美咲、料理出来るんだな、」と感心したように呟くと同時、何だか味に違和感を感じ。
出来るに決まってんだろ(と、言いつつ野菜の味が少し強いとおもいながらも相手を見て大丈夫かと考えながら食べ続けて「まずかったら食わなくていーからな」と。
不味いことはねーけど…、(食べなくてもいい、という相手に言葉詰まらせながら、もう一口食べてみて。自分の気のせいでなく、やはり野菜の味がするような気がすると思い、「美咲野菜入れた…?」と恐る恐る聞いてみたり。
ん…、いや、何とか食べられる…、(すって入れたお陰か大分野菜、という感じは無く。よくよく考えれば食感が違うからなのだろうが、取り敢えず多少味はするものの食べられないという程ではなく。首を振れば再度食を進め。
そうか…(相手が食べれるのを聞いて内心ホッとし。あの猿が野菜食ってると思えばつい口が緩みそうになりながらも相手にはばれない程度で微笑み「ごちそうさま」と、言えば自分はキッチンへと戻り
…ありがと、(食べ進めていると、思い出した様に手を止め、食器を片付ける為席を立った相手の後ろ姿にお礼を告げて。自分の為にわざわざ手間を掛けてくれたのだと思うと嬉しくなり、感謝しなくてはならならい気になり。言い終えれば何事も無かったかの様に相手から視線を外して。
…っ(いつも殺そうとしてくる相手がいきなりお礼を言い、正直驚きながら相手に視線をやれば、まだ食べ続けていて。すぐに視線を戻せば調子狂う、と言えば照れ臭そうにしていて。とりあえず食器を洗おうとし
御馳走様でした、(先程は平然と述べたものの後から段々と羞恥心か襲ってきたのか多少頬赤らめ。暫く食べ進めれば再び手を合わせ上記呟いてから食器を持ってキッチンへと移動し。洗い物を進める相手に「其れ位やっとくのに、」とさっきから何から何までお世話になっている為其れ位なら出来ると思いつつ声を掛け。
いや、へーき。そもそも俺が勝手にやったことだし(と言えば相手の食器も洗い、全てが終われば疲れたせいかソファに座りウトウトしはじめ瞼が重くなり、いつの間にか眠ってしまい
…美咲…、?(相手の作業が終わったのを確認してから再び席につき、資料作りや始末書を書き始めて。暫くして、珈琲でも飲もうかと顔を上げると、ソファにて寝ている相手を見つけ、声を掛けてみるも返事は無く。きっとあれだけ働いて疲れたのだろう。起こすことはせず、変わりにブランケットを掛けてやり、そういえば相手は帰らなくていいのかとぼんやり考え。
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