斉藤 蒼空 2013-07-24 16:52:26 |
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そっか、分かった。
(満足、だろうか。少し安心したようなそんな感情に満たされる。可愛らしく純粋な彼女は己が発した言葉の意味が分からないだろう、ならば、やはり俺自身が彼女を守るしかない。ハッキリ言って彼女のことは前々から好きだった、ふわふわと可愛らしい女の子だったから一際教室でも目立っていた方だった。だからこそ、彼女の異名を知っていたほどだった。告白できるならしたかったが傷つけたくはない、やはりその思いのほうが感情に負けてしまったようだ、でも彼女も自分を想っていてくれたのは嬉しかった。夢ではないだろう、そう確かめるために手を握り返した相手をふわりと抱き寄せ髪に顔をうめる。女の子らしい甘い香りが鼻腔を擽る、「じゃあ…なんて呼んだらいい?」などとくぐもった声が相手には聞こえているであろう、でも、今はまだ放したくはないから会話を何処となく続けてしまう。
(/いえ、無理はしないで下さい。
そんな、天野様のロルも素敵ですよ!
分かりました、此方もそうさせていただきますね?)
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