主 2013-07-20 21:07:17 |
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...私も其処までは...。( 彼女の問いに眉下げれば首を左右に振り否定。霊感は人一倍強い自分でも流石に見える霊が良い者なのか悪い者なのか知り得ない。否、寧ろ霊等悪い者が大体だろう。此の嫌に感じる視線は尚も自分達を見続けている。瞳を瞑り、気にしない様に心がけるがやはり無理なのか逆に気になってしまう。「...千景、ちゃん...? どうかした、?」瞳を開き辺りを警戒していれば彼女の不思議な行動。唖然とする彼女に疑問符を浮かべれば、上記を述べてみよう。 )
>千景ちゃん
....!! じゃあ、早く帰ろ、( 彼の言葉に表情は小さく明るくなる。が、言葉の途中は彼の行動によって遮られる。「...え、」頭に置かれる掌の温もりは亦違う温かさ。彼の言葉が理解出来るまで時間が掛るのか呆然と一点を見つめ。漸く頭が回転してきた頃には彼はへらりとした無邪気な笑みを浮かべながら、己から遠ざかって行く。「...待って...!! 駄目、湊くん...!!」彼を引き返そう伸ばした腕は虚しくも宙を切る。行き場を失った腕はダラリと垂れる。「...ま、って...、」小さく吐き出す言葉はもう彼には届いていない。 )
>湊くん
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