主 2013-07-20 21:07:17 |
通報 |
良くわかんねェけど、そー見てェ。((ふと携帯を押し込んでいたら、何やら後ろから声を掛けられた。それはまあ、顔馴染みというか、学校でも、良く話すヤツ。何かと周りに合わせるから心配だのなんだのあのオカンは言ってたヤツ。「後日...ねェ」ふとゆらり、としゃがむと、地面に着いている、足跡をゆっくりとなぞった。「入り口、俺は見当たらなくなったんだけどさ、」その先は続けなかった。きっと分かる筈、入ってきた森の入り口が不自然にもがらり、と真っ暗闇になっていたんだ。ふと声を掛けられると、少し焦ったように、顔を逸らした。どうしようか、ここで怖がらせてしまうのも何だ。ふう、と一つ溜め息を吐き出すと、作り笑いを頬に浮かべた。「アラ-ム、だっつの」少し言い難い言い訳を吐き出した。不自然に飛ぶ鴉の声はきっと、空耳だろう、うん。))>星紗。
トピック検索 |