ルシファー 2013-07-20 16:26:59 |
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>Ly
ーーあ、の…熱い、なら…お水、あげよう、か…?
(傍の牢から聞こえた声は誰のものと考える必要もないほど個人を特定しやすい独特のもので、足枷をがりがりと石の床に引きずりながらそちらの牢へと近づいていくと彼の奇行は勿論のことまだまともに顔を会わせたこともないゆえの緊張も相まってか恐る恐る壁の陰から顔を覗かせるようにして声を掛け。)
(/初めまして、>1にて参加しましたibと申します。久々の新しい参加者様でとても嬉しいです!どうぞこれからよろしくお願いいたします^^)
>ルシファーさま
…ふふ。あんた、は…変なひとだね。…でも、さっきのやつよりは…すき、かな…ーー
(屋敷を後にし恐らく彼が乗ってきたのだと思われる轍をたどり相手の館へと非常にゆっくりな速度で向かって。元々一年近く彼の館に囚われ足枷でも動ける範囲のみを移動する程度だった体に筋肉などあるはずもなく、ほぼ気力だけで帰路をたどる中、漸く空が明るくなりだした頃に彼も目覚めた様子で。前を歩く彼の背中を追うようにして歩みを進めながら近寄ってきたカナリアに頬を緩めるとその小さな体で己を案じてくれたことに対し口笛で感謝を伝え。散々な扱いをしてきたにも関わらず手放そうとはしない相手の言葉は必要とされているような、そんな気持ちになり悪くなく、小さく笑みを浮かべながらぽつりと呟きを返し。その時、事の発端からずっと張りつめていた緊張の糸が切れたのかふっと目の前が暗くなると、全身に今まで忘れていた疲労感がどっと襲うと共にそのまま意識を失い、ふらりと前方に向け倒れこんでしまい。)
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