………暇(夜の公園に一人たたずむ。何時間も前からここにいるので、相当腹も減っている。しかしそんな事より「暇」という感情が私の心中を支配している。これからどうしようかな、などと考えては無意識に、大きなため息をこぼれた。何をやっているんだろうと思いつつもやはり家には帰りたくない。私はポケットをまさぐり携帯を出すと、愛しい彼に連絡するものかどうか考え、「孝支先輩ー!!!」と、静まり返る住宅街で叫んだ。