蕀ーいばらー 2013-06-26 21:35:39 |
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プロローグ
行き場所のないあたしはただひたすら歩く事しか出来なかった。
心がズタズタなあたしに
「…俺のところに来いよ。」
無邪気な笑顔で優しく接してくれた。
あなたが居たから
優しくなれた。
あなたが居たから
人を愛する大切さが分かった。
あなたが居たからー。
ねぇ
神様。
お願い事があります
どうか、もう一度あの人に会わせて下さいー。
〜〜♪
あたしの部屋に電話の着信音が鳴り響く。
『……はい』
寝惚けた声で電話を受けながら時間を確認すると、まだ深夜1時28分だった。
「出るの遅ぇよ」
コイツ……。THE☆自分勝手だなぁ…
『何…』
「今からドライブ行かね?」
……??頭がおかしくなったのだろうか。こんな時間にドライブに誘われるのは、生まれてはじめてだ。
いや、これから先もないだろう。
『行かない。ねーる。』
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