千早 2013-06-10 19:39:37 |
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これはオリジナルの百合小説です
登場伽羅はハンサム先輩は佐上 薫、主人公のツンデレの女の子は涼宮 春香です
女子高のフィールドホッケー部が舞台です
二人とも高校三年生です
~それでも素直になれない~
私の学校の運動部は強くてその中でもフィールドホッケー部は全国で優勝したことが
ある強豪校だったりする
そんな部活のレギュラーだけではなくキャプテンをもまかされてプレッシャーに
押しつぶされそうな日々が続いた
「は~~…は~~…今日はここまで!」
『『『ありがとうございました!』』』
「薫先輩、部活ご苦労様でした、良かったらタオル使ってください!」
「優、抜け駆けはずるわよ!優のじゃなくて私のタオル使ってください!」
「あの…スポーツドリンクです、飲んでください!」
「薫先輩のかっこよかったです!」
「素敵でした!」
「ありがとう、では使わせてもらうよ」
「きゃ~~」
「先輩が受け取ってくれた」
「もう死んでもいい」
「幸せすぎてどうにかなりそう…」
「ふぅ~~っ…」
「微笑んだ先輩も素敵です…」
私は薫が囲まれた後輩の中から出てきたのを見計らってひにくをはいた
「相変わらず薫は後輩に人気があるみたいね、良いわね、人気者は」
「ふ~~ん、もしかして春香はやいているのか?」
「なっ!やいているわけわけないでしょ、どこをどう見たら私がやいているように
見えるのよ!」
「へ~~…これでもやいているとはいえないわけ?」
薫は私の頬を触りまじかで見つめるとゆっくりと口に近づけてきた
「ちょっと待って…」
「待たないよ、素直になれない子にはお仕置きが必要だからね」
私は体がこわばりながら目を瞑るとおでこに薫の唇の感触が感じられて目を開けた
「えっ、おでこ?」
「まだ口にはお預けだよ、春香が自分でおねだりをするまでわね」
「ち、違うわよ、薫になんかにキスなんかされたくないわよ!」
「へ~~まだそんな強がりがいえるわけ、春香は可愛いな」
「ひゃん!」
薫は私の耳たぶを甘噛みするとすぐに離した
「続きは明日ある県大会の決勝に勝ったらしてあげる」
「別にしてほしくないわよ!」
薫は私の言葉を聞かずに去っていた
決勝の相手は無名校て事もあって楽勝で勝てると思っていた
でもその油断の事もあって開始五分で先制点を入れられてこちらが劣勢におちいった
その後もペースをつまめずに後半の開始25分が過ぎて残り十分になり
「は~~…は~~…ここまで点数に差がつけられるなんて…」
「辛そうだな、もう限界か?」
「そんなわけないでしょ!まだまだいけるわよ!」
「そうこなくっちゃ、でも安心しろ点数は私がこれ以上入れさせないから」
「頼りにしているわよ」
それから猛攻撃をうけて私はぬかされてすかさず薫がフォローに入り
「行かせないよ!!」
苦し紛れで薫が相手のボールとめたかにみえたけれどもそれと同時に大きな音が響き
すぐに相手のステックが薫の頭にあたったのに気がづいた
「薫!?!」
私はすぐさま薫のそばにかけよるけれども薫にいくら呼びかけても身動き一つしなくて
頭の中が真っ白になり私はその場に倒れこんで気を失った
次にきがついた時は控室の長椅子の上だった
「う…ん…私は…?」
「良かった、キャプテン、気が付いたんですね」
「はっ、薫は!薫は大丈夫なの?それに試合はどうなったの?」
「薫先輩は脳震盪らしくて今は病院で検査を受けています
いまだに意識がめざめていません、それで試合は…」
マネージャーの唯は辛そうに俯いた
「そうなの…負けたのね…私はキャプテン失格ね、大事な時に気を失ったんだから…」
「そんな事ありません
キャプテンにとって薫先輩は特別な方ですから気を失うのは当たり前です」
「ありがとう、唯、少し気が楽になったわ」
それから私は薫が入院している病院にお見舞いに向かった
病室に入るとベットには薫が眠っていたベットの横の椅子に座るとぼろぼろ涙を流した
「薫…薫…薫…お願い…目を開けてよ…」
それから1時間くらい涙が止まらなかった
「春香は泣き虫だな…」
「もう薫ったら気が付いくのが遅すぎよ…私に迷惑かけないでほしいわね…」
「へ~~心配してくれていたのか?」
「別に心配なんかしていないわよ、薫なんか一生目を覚まさなくてもかまなわいわよ」
「それは手厳しいな」
「嘘…」
「えっ?」
「本当は薫が倒れた時何も考えられなくなったの、そしてベットで眠っている薫を見た時
一生目を覚まさないんじゃないかとどこかに行くんじゃないかと不安で不安で
どうにかなりそうで…私…私…」
私は薫に抱き着いて大泣きした、そしたら薫が私の頭を優しく撫でてくれた
「大丈夫だよ、私はどこにもいかないから」
そして薫は私のおでこにキスをした
「でも心配させたお詫びに昨日のキスの続きをしてやるから」
「えっ?」
薫は私の体を引き寄せるとベットに押し倒されたまじかで見つめられて
「春香は私の事どう思っているのか?」
「そんなの答えられないわよ…」
私は目をうるませながら視線をそらした
「無理にでも答えてもらうからな」
「ひゃん」
薫は私の首筋にキスをするとそのまま舐められた
「くすっ春香は可愛いな」
「ん…駄目…」
薫は耳たぶを甘噛みした
「もう一度聞くよ、私の事を好きか?」
「答えられるわけないでしょ…」
「春香は強情だな、なら体に聞くまでだよ」
「んん…!」
薫は私の口にキスをしてそのまま激しく舌をからませてきたそれが20分続き
そして離す頃にはベットの上でぐったりとうつぶせになっていた
「は~~…は~~…薫…激しすぎよ…薫は病み上がりなんだから無理はしないでよね…」
「心配は無用だよ、私はまだまだいけるから
それよりももう春香の思いは聞かないよ、そのかわりに私の恋人になれ」
「何ですて!?!」
「言っておくが春香に拒否権はないからな」
「勝手に決めないでよ!」
「私は春香の事が好きだ」
「なななによ、いきなり…」
「今は気持ちを言葉に出さなくていい、でも私が春香を好きな気持ちは変わらないから
それだけは忘れるなよ」
そういうと薫は後ろから抱きしめてくれた
こうして私は薫と恋人になった
私は部活で薫に出会ってから好きだった
その思いがつもるばかりで素直にはなれなくて…
でもこんな私を薫は優しく時には強引に包み込んでくれる
そんな薫に愛されて私は世界一幸せの女の子なのかもしれない
~終わり~
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