†恋愛小説†´・ω・)v

【美桜Side】
晴といとこだからって信じていいのかなぁ…
少し迷うけど…志輝って素直だし…嘘つかないような気が…
「なぁ!今日一緒に遊ぼうぜ!!」
「ム・リ」
今日は大事な用事があるんだもん
「なんで～」
「………お墓まいり」
今日はあの人の命日………今でも忘れません…
ーーー９年前ーーー
「あっ！…ちょうちょ～♪」
子供だった私は夢中に蝶を追いかけた……
道路を飛び出して……
『危ない!!』
ーえっ？ー
ぐいっと腕をひかれて私をかばったお兄さん……
まだ高校生くらいの若さだ………
「お、お兄さ……」
私をかばって亡くなった……
「にいちゃん!!にいちゃん!!」
倒れてるお兄さんに近寄る男の子…
泣きながらお兄さんの近くにいる……
まだ私と同じくらいの男の子……
ーそんな小さな子のお兄さんの命を…私がー
男の子は私と目が合うとこういった
ーちゃんと生きて幸せになれよー
とビックリした…
“お前のせいだ!!”
そういわれてもいいのに…幸せに？
ーごめんなさいー
そんな優しい言葉を言われても罪を感じてしまうだけだ…
ーーそして今を生きてるーー
お兄さん…私…生きてていいのかな……
幸せに…なれないよ…ごめんなさい
ー気がつくと涙を流していたんだー