カナリア 2013-06-03 21:38:20 |
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~球技大会当日~
「なぁ!1年B組強くね!?」
「うん!1年でここまでくるとかヤバイ!」
自然と応援席からざわめき声が聞こえてくる。
そのざわめきの理由は
私たち、1年B組が・・・
審判「それだは只今から、決勝戦を開始します。」
決勝戦まで残ったから。
初心者グループで最初は不安もあったけど、
練習していくうちに皆上手くなっていくし、チームワークもついた。
もう、ここまできたら・・・
みき「みんな!!絶対優勝するよ!!」
1年B組「オーーーーーーーーーー!!!」
相手は3年生の先輩。
体格差はあるけど絶対に負けられない。
1年B組を背負っているというのもあるけど、
私にはもう1つ負けられない理由がある。
ーーーーー回想ーーーーーー
みき「明日の球技大会、皆でがんばろうね!!」
時雨「そうだね。優勝目指そう!」
みき「うんっ!!」
ただ今、飯沼みきは幸せの絶頂にいます。
なぜかというと、時雨君が家まで送ってくれてるから♪
少し暗いだけなのに「危ないから」って!!
もう、優しすぎるでしょ!!
って、幸せに浸っていたらもう家に着いてしまった。
時雨「飯沼さん家ここ?」
みき「うっ、うん!わざわざ送ってくれてありがとう!!」
時雨「ハハッ!どういたしまして。じゃあ、また明日。」
あー!!もう2人きりの時間終わり!?
もっと笑顔を見ていたいよ・・・
もっと一緒にいたいよ・・・
そんなことを考えながら私は無意識に時雨君の制服の裾をつかんでいた。
時雨「飯沼さん・・・?」
みき「!!あっ、えっと・・・」
わーん!!どうしよう!?時雨君めっちゃ不思議がってるよ~!!
もう・・・こうなったらやけくそだ!!
みき「あの!明日の球技大会で優勝したら、私と・・・私と一緒にどこかに出かけませんか!!?」
時雨「え・・・?俺と?」
どうしよう、絶対今顔真っ赤だよ・・・
もうばれたかな・・私の気持ちばれたかな!?
てか、絶対断られる!!
時雨君!もういっそのこと思いっきり・・・
時雨「良いよ。俺で良ければ。」
ほら!やっぱり断られ・・・・・・・え?
みき「本当!?良いの!?」
時雨「うん。あっ、その変わり優勝だよ?リーダーさん?」
みき「うっ、うん!!もちろん!!!!!」
やっ・・・やった~!!
時雨君とデートだぁ!!!
ーーーーーー回想終了ーーーーーーー
と、いうわけで、負けられないんですっ!!
先輩方っ、負けませんよ?
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