カナリア 2013-06-03 21:38:20 |
通報 |
~新しいクラス~
長い入学式も終わり
私は新しい教室へと向かった
廊下で行き違う人たちみんな知らない人ばかりで緊張してしまう
ジンクスに気を取られてばかりで、友達のことを忘れていた(←おい!
私の友達はほとんど隣町の高校を受けていた
みき「友達は0からのスタートだけど、時雨君と同じクラスになれたからいいや!」
そう、さっき見てきたクラス表でなんと!私と時雨君は同じ1年B組だった
ウキウキな気分で教室に入ると、そこには・・・
みき「時雨君!」
時雨「!?君は・・・さっきの・・・?」
みき「はい!私、飯沼みきっていいます!よろしくね!!」
時雨「ははっ、元気が良いね。こちらこそよろしく、飯沼さん」
笑ってくれたーーーーーー!!!
もう、にやけちゃいそう~!
結構最初から良い感じじゃない?
みき、このチャンスを逃しちゃ駄目よ!!
時雨「そいえば、俺の前の前の席が飯沼さんだよ。」
みき「そうなの!?ん・・・?前の・・前?」
最初の席は名前順で、「飯沼」「桐谷」の間に誰が入るんだろう・・・
ここはお決まりで私と時雨君が前後か隣でしょ~!!
そんなことを考えていると、いきなり私の頭の上から声が降ってきた
? 「時雨~おはよ!」
時雨「おはよ、一哉。」
一哉「いや~!お前と同じとこ通えて本当ラッキー!」
時雨「お前が頑張ったからだよ。」
ん?誰だろうこの人・・・一哉って時雨君が呼んでたけど、友達かな?
時雨「あ、飯沼さん、紹介するね。俺の幼なじみの・・・」
一哉「ん?なんだこのチンチクリンは?」
みき「!!?」
時雨「一哉!なに失礼なこと言ってんだよ!飯沼みきさんだよ。」
一哉「ふ~ん、俺は大野一哉。ま、一応よろしく、チンチクリン。」
な・・な・・何こいつ~!!チンチクリンって!!しかも一応って!!
あ、もしかして私と時雨君の間ってこいつ~!!?
「飯沼」「大野」「桐谷」
うわ~!!サ・イ・ア・ク!!
一哉「なんだ?チンチクリン。そんな顔を真っ赤にして。俺がイケメン過ぎて話せねえか?」
みき「誰があんたみたいな相手に赤くなるかっての!!」
たっ・・たしかに・・
綺麗な黒髪にキリッとした目、鼻も唇も整ってて・・・イケメンではあるけど!!
先生「はい~!みんな席に着いて~」
先生が教室に入ってきて、私たちの会話は途切れた
しかし席についた途端、後ろからボソッと一哉が私に言ってきた
一哉「時雨に惚れたって無駄だからな?時雨がお前なんかを相手にする訳ねーだろ。」
みき「なっ!大きなお世話です!」
先生「飯沼さん静かにしてください。」
みき「え?あ・・スミマセン・・」
一哉「へへっ!怒られてやんの!」
みき「あんたのせいでしょうが!!」
一哉「ほら、また怒られるぜ?前向いとけよ。」
みき「っー!!」
訳分かんない!!なんなのこいつ!本当に時雨君の幼なじみなの!?
信じられない・・・私の恋を邪魔しないで!!
ありえない出会いと新しいクラス、
いったいこれからどうなっていくんだろう・・・ハー・・・
トピック検索 |