カナリア 2013-06-03 21:38:20 |
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~ファーストキス~
ガバッ!
私はおどろき、急いで立ち上がる。
一哉も何があったのか分からないという顔。
一哉「あ・・・ごめ・・ん。」
みき「いや・・・私も・・ごめ・・」
一気に顔が熱くなるのが分かる。
気づいたら涙もとまっていた。
みき「あの・・・私・・・帰る!!」
たまらず、私はそこから逃げ出した。
走って、走って、走ってたらまた涙がこぼれてきた。
校舎裏まで走り、
みき「ファーストキス・・・だったのに・・・!!」
口元を押さえながら、呟くのだった。
初めての、キスは好きな人が良かった・・・。
時雨君・・・
1人、校舎裏で泣いた春
散り始めてる桜の花びら
私の目の前に静かに舞い降りた
その花びらに、落ちる涙。
しかし、一哉が嫌で泣いている訳ではない。
一哉とキスしたことがそんなに嫌じゃなかった自分が嫌で、嫌で。
みき「もう、なんで今更こんな・・・気持ちに・・」
私・・・一哉が好きなの・・・?
分かんないよ・・・。
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