Prohibition the forbidden fruit.( bl )　

...御帰り、てか香水臭。( 自室を出れば若干表情歪め、片手ﾊﾟﾀﾊﾟﾀと揺らして臭いを退け。 ｢...一緒に遊んでたの、女?、｣ とか視線伏せつつ問い掛けては

―…合ｺﾝに強制連行されただけ。
(相手を見遣れば情けなさそうに眉尻下げ己の頭を掻き｢…そんなに臭い?｣と心配なのか己の服をもう一度匂いを嗅げば首を傾げて、

は?、 合ｺﾝとか訊いてねぇんだけど。 ( 不機嫌そうに若干口調荒げるも、小さく深呼吸すれば ｢...まあ、良いんじゃないか。｣ と目線逸らせば

(名前忘れました...。

俺も知らなかった。
(相手の口調に不思議そうな表情を浮かべるも溜め息洩らし｢…りっちゃんは、俺に彼女とか出来ても何とも思わない…?｣なんて相手を真剣な面持ちで見詰めては｢…なんてね。俺、風呂入ってくる。｣とﾊﾟｯと笑みを洩らしては下へと降りて、

ふーん...。 ( 何処か不満げな表情浮かべては渋々納得し。 ｢...さあ、分かんねーけど嫌だな、｣ とかつい口にしては ｢ん、了解。｣ と相手の背中見据えて

―…本当に…?
(相手の発言に驚いた様に目を見開き相手に問い掛けては｢ん、りっちゃんは早く寝てね。｣と相手の頭に手を置き撫で遣れば頬を緩ませて、

...さ、どうだろ。 ( 相手の話をはぐらかせば ｢大学生は勉強しなきゃなんないんですよー、｣ と欠伸を洩らせば

うわ－、りっちゃんってば酷い。
(話を逸らされれば気にしない素振りをするも内心は傷ついたようで眉尻下げては｢じゃあ、夜更かしして倒れないようにね。｣と相手に忠告すれば風呂場へと歩みを進め、

酷くねーし、馬鹿。 ( ｹﾗ、と笑みを洩らせば緩く相手の頭を撫でて。 ｢ん、有難う。｣ と自室へと戻って行き

―…ｽｯｷﾘした。
(風呂から出れば息を長く吐き出して冷蔵庫から牛乳を取り出しｺｯﾌﾟに注ぎ飲み干せばｿﾌｧｰに座り、

...。 ( 今日習った問題を解くも、何処かで落ち着かない様子で。 深い溜め息洩らせば、ｸﾞｸﾞｯと伸びをし亦首を左右に揺らせば

―…ふぅ。
(ｿﾌｧｰで横になれば瞼を閉じ次第に眠気に襲われ暫くしては夢の世界へと旅立ち静かに寝息を立て始めて、

...疲れた、 ( 立ち上がれば階段を下り、眠い目を擦り。 ｿﾌｧに目を遣れば寝てしまっている相手の姿。 溜め息洩らしつつ抱き抱えては相手の部屋へと向かい

―…りっちゃん、何してんの…?
(未だに意識がﾊｯｷﾘとしてないのかﾎﾞｳｯと相手を見詰めれば首を傾げ｢俺、自分で歩けるよ。｣と降りて一人で歩こうとしては、

動いたら落とす、 ( 抱き抱えつつ歩めば、そんな意地悪を云ってみて。 ｢はい、到着。｣ と相手をﾍﾞｯﾄﾞに置けば緩く頭を撫で、立ち去ろうか

ははっ、りっちゃん相変わらずの意地悪。
(相手の発言に噴き出しては嬉しそうに頬を緩ませ｢…久し振りに一緒に寝ようよ、りっちゃん。｣と立ち去る相手の腕を掴めば寝ぼけた様子で首を傾げて、

うるせ、俺優しいからな。 ( 相手の言葉を訊けば違うと言い聞かせ。 ｢...ん、御前が良いなら寝るか。｣ とﾍﾞｯﾄﾞに腰を下ろせば

…えぇ、自分で云う?普通。
(相手の発言にｸｽﾘと笑みを洩らせば｢よし、ど－ぞ。｣と己の隣を空けてはﾎﾟﾝﾎﾟﾝと叩き嬉しそうに頬を緩ませ、

そ、自分で云う。 ( ｺｸ、と頷けば ｢どーも、｣ と相手の隣に潜り込んで。 瞼綴じれば吐息洩らし、若干頬を緩めては