匿名 2013-04-28 23:14:48 |
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~蓮也side~
...(乗客はいるものの車内はシーンと静まり返っていて咳一つするのも躊躇うほどだ.あと少し、あと3駅で自宅マンションに近い駅に着く.早くつかないか、などとつり革に掴まった状態で外を見ながら思っていると突然後ろから気配を感じる.しかも後ろから信じられないほどの荒い息が聞こえて来る.もしかして...そう思った時はもう遅く体を触られていたあとだった.普段から満員電車などに乗るとこういう目にあってきたのだがこれほど大胆に触ってくる野郎は始めてた.全く慣れない感覚と恐怖に体を震わせ少しでも抵抗しようと身を捩った、が逆効果だったようでシャツのボタンまでも開けてきた.なんなんだ、この非常識な低脳は、などと思っていると気持ち悪い舌使いで首筋を舐めてくる.気持ち悪い気持ち悪い気持ち悪い気持ち悪い.助けてくれ.誰か助けろ、そう思って隣に立っていたサラリーマン風の男に目を向けると慌てて逸らす.くそ、なんで...頼むからせめて早く駅に着いてくれ.そう願えば願うほど時間は長く感じる.俺の体を触り続ける男は気持ち悪いほど息が荒い.どんどん頭の中も心も恐怖に支配されていく...)
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