………あぁ。 (癖になってしまっているのか、油断すると口から意地悪な台詞が飛び出してきそうになる。それを抑え込んだ途端、自分は何と言えば良いのか解らなくなる。無言でただ抱きつかれるままの、だらしのない様子を見せるワケにも行かず、簗瀬は先輩の背と後頭部に手を回し、そのまま軽く抱きしめ)