お兄ちゃん、今大学生なの、(微笑んでそう答えれば、葉山くんは一人っ子?と首を傾げてきいて。嫌じゃないという言葉を聞けば瞳をきらりとさせ、ほんとっ?と、) あっ、もうそこだよ、(すぐ其処のアパートを指差し、「遅くなっちゃってごめんね、」と申し訳なさそうに眉を下げ)