氷河 2013-02-09 22:18:27 |
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陽日 直獅「…んぁ、悪い悪い!じゃ、皆!!今日から三ヶ月お世話になる、水嶋先生だ!」
水嶋 郁「頑張りまーす…」
私だけかな…。なんか、水嶋先生がやる気なさそうに見えるのは……。そんな私を察したように、陽日先生は、
陽日 直獅「なんだ、なんだー?…不満があるなら、言っていいぞー?」
水嶋 郁「じゃ、お言葉に甘えて…っ、僕…女の子以外は興味ないし…、男には手厳しくいかせてもらうよ?」
っといきなりひいき宣言を言い出した。すると、水嶋先生と目が合う…ニコッと笑う彼に少しドキッとしてしまう私が居た。
そんなこんなでホームルームも無事に終え、帰り、保健室に立ち寄る。
ーーガチャッ。
ドアを開けたら大きな欠伸をしている星月先生。相変わらず、彼の机には大量の私物で散らかっている。
ドアの前で、呆れ気味に立つ私を、待ってたっと言わんばかりに
星月 琥太郎「…ふぁぁ、今日も疲れた。…お前のマズイお茶を頼む…」
と欠伸混じりにそういう彼。
「マズイは余計です…」
と言いながらも私はお茶の支度に入る。そう、私は自分でも分からないくらいお茶を作るのが下手で、はじめは"茶葉が悪い!"と思っていたが、星月先生が一回"俺が美味しいお茶のいれ方を教えてやる"と言って、教えて貰ったとき、茶葉が悪いんでは無いことに気付いた。同じ茶葉で作っているのに、こんなに味が違うと流石に、悲しくなってくる。
そんなマズイお茶を、マズイ、マズイ、なんて言いつつも全部飲み干してくれる星月先生。
星月 琥太郎「ふぅ…、あー…マズイ!」
「そんなこと言うなら、自分で作ってくださいよ…」
星月 琥太郎「俺が作ったらおいしくなっちゃうだろ?…俺は、お前のこのマズイお茶が好きなんだ…」
とカップを机に置いたと思えば、
星月 琥太郎「今日も、掃除…頼むぞ?保険係…」
と私に軽く笑いかける。
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