これ、チルドレンレコードと被ってないかな？

「僕らと人類の１０００日間戦争」

「今日も暇だな」とつぶやきながら、テレビをむさぼるように見る毎日だった、
しかし、それは退屈から戦慄に陥る テレビだった、
突然に画面が切り替わり、一つのニュース番組が流れた
そして、次の報道が流れた
「臨時ニュースです「以下の８人を３年以内に殺せば賞金一億円を贈呈します」
とのことがテレビ局に情報が届きました」
そこには僕と友達の写真が映っていた

長かったのか短かったのか、
どんなに時間が経ったのかもわからない、
それほどまで、唖然、呆然と沈黙するほか無かった、
沈黙が続く部屋に一通の電話、
電話の向こうは自分と同じ立場の友人だった
「テレビをつけろ！」
との怒声怒号をぶちかます
その瞬間、部屋の窓が割れた、
少年の視界には凶器を持った人間の大群が入った、
「マジかよ・・・」

狂気のヒトゴミを駆けていく少年
お隣、親友、先生を追い抜いてさ、
そんな人たちも今になっては殺人鬼だ
早く駆けないと殺されちまうぜ？
少年は自分にそう言い聞かせながら駆け抜けて行く・・・

少年たちに渦巻く、絶望、不安、
挙句には泣き出すターゲットもいた、
それに口出す少年一人、
「みんな、死ぬなよ」
黄昏時の合言葉は響いていく
どうやらゆっくりはできないようだ
狂い出した歯車は止まらない
生存の延長線上を駆け抜けろ
戦争の始まりだ

腐人戦線を駆けていく少年少女
母親、兄弟、親戚を追い抜いてさ
この世に僕たちに味方なんか居ないんだ
早くこの腐人戦線を駆け抜けろ
少年たちはそういいながら腐人戦線を駆け抜けていく・・・

明日をも知れない、世界に立たされた少年達は、
いつの日か、笑いあえる、そんな生活を夢見て、
走り出す、駆けていく、
奪われた、いつも通りの生活を取り戻すために、

血生臭い戦場を駆けていく少年少女
そこにいる今、意味、存在価値を刻んでさ
哀れみ、蔑みの視線を浴びて
走った、走った、少年少女は全速力で
その生存の延長線上の果てへ・・・