マリー 2012-12-09 17:05:43 |
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こんばんは~
さっそくだがかこう!
すると後ろに気配を感じた。
もしかしたら・・・と思い身構えたが
後ろにいたのは看護師だった。
「えっと・・・303号室の那室さん?」
看護師はカルテ?のようなものを見ながら僕を見据えた。
僕は自分の名前がわからない・・・。
「あ、あのっ」
とりあえず出した声は少し低く、くぐもっていた。
「ぼ、僕・・・自分の名前がわからないんですけど・・・。」
どもりながらだがちゃんと言えた。
すると看護師は驚いた様子だったが落ち着いて、僕に言った。
「えぇ。わかりました。あなたは脳に少し損傷があったので
それぐらいの障害ができてしまったのは予測しています。病室に戻りましょう。」
看護師はそういって自分についてくるようにうながすと、階段を下り始めた。
僕らは病室に戻るまで、いろいろな話をした。
僕の名前は「那室瞬夜」というらしい。
そして、事故にあい、ここに入院していたらしいのだ。
どんな事故なのか聞いたが、看護師はあいまいに笑っただけで、教えてはくれなかった。
廊下に向かうと僕はさっきの腕のない恐ろしい少女や、
美しい大量の血痕がついた女性いついて思い出した。
「あ、あの!さっき病室をでるとき・・・」
僕は看護師にそれを聞く前に口をつぐんだ。目の前に恐ろしい光景が。。。
なんとさっきの美しい女性がいたのだ。
僕はたぶん、真っ青になっていただろう。
その女性をみるなり、僕は後ずさりした。
女性にはかわらず大量の血痕が・・・。
看護師を見た。驚いたことに、看護師は平然としてその女性にあいさつしている。
な、な、なんなんだ!?
僕が口をあんぐりとあけていると、女性がいたずらっぽい笑みをうかべてじりじりと近づいた。
そして・・・。
「瞬夜ーーーーーーーーー!!!!」
僕に飛び掛って・・・
ん?これは・・・飛び掛ってきたというより・・・
抱きついてきた?
彼女は僕に抱きついてじたばたしている。
襲ってくる気配はない。
僕があっけにとられてると彼女は
「何やってるんだよ?」とでも言うような視線で僕を不思議そうに見ている。
誰なんだ?この人は・・・・・。
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