七瀬 莉愛 2012-12-06 19:05:09 |
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…ホント、最後まで抜け目ないっスね(帰り際にポツリとかけられた感謝の言葉へ、側にもなく髪の毛をワシャクシャ掻き混ぜながら自分の膝へ顔を埋め。心底嬉しそうに頬を緩ませフフっと笑みを零す。何だかんだで自分も先輩が大好きなんだなぁ、と再確認すると共に。他愛もない話をしたり、バスケをしたりシバかれりする事がなくなるんだなぁと思うと悲しくなってしまうけれど、相手の将来を応援したいと思う自分も居て。瞳を細め先程まで相手の腰掛けていた席を眺めつつ「忘れらんねー思い出たくさん作ってやる」と口角持ち上げ1人意気込んでみようか。)
俺も寝るかなー…(暫く余韻に浸っていたいという気持ちもあるが、ここは先輩の言葉を優先させよう。スポーツバッグを肩にかけゆっくり立ち上がれば扉へと向かっていき、ドアノブへ手を掛ける。)
―――先輩、最後だなんて言わないで。…俺はまた会えるって信じてるから(誰に言うでもなく細々と口に出した言葉へポリポリ頬を掻く。和やかに微笑めば「さて、帰りますか」と室内を消灯、ドアノブ回し退室すれば自室へ足を進めていき、)
>笠松先輩、
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