黄瀬> …ンだよ、それ、…。 (何故握られたのか、普段なら察することの出来る頭を持っているはずなのに、今は握られた腕と相手を交互に見遣ることしか出来ず。そしてその相手の口から出る言葉を理解する程の力が今はなくて。ただただ主将として、先輩としてなんて事を言ってしまったんだ自分はという、後悔の念しかない自分に相手の言葉が聞き取れず、「ッ、分かんねーよ、それ。」と、眉を寄せながら瞳を細める。