笹咲 娃於 2012-11-10 19:42:09 |
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パラレルワールドの帝光中には娃於が転入していたという話
序章『これから過ごすキセキの一年間の始まり』(6)
紫「黒ちんが人間ってことくらい、みんな知ってるよー。」
娃「?そうなんですか?っていうか、”黒ちん”って?」
紫「黒ちんは黒ちんだよー。」
?「僕のことです。僕の名前、黒子テツヤなんで。」
娃「あ、そうなんだー。」
この子も優しそう……
前半がちょっときつかっただけ…か。
娃「というか、ここにいるみんなはバスケ部なの?」
黄「そうッスよー。」
娃「すごいねー。私は運動苦手だし……。」
紫「え?そうなのー?結構やってるイメージあったのになー。」
娃「跳び箱は人生に一度しかとべたことないし、50m走は12秒台。あとは……」
青「いや、なんか痛々しくなってきたからもうやめてくれ。」
娃「そう?もう一周回って恥を忘れたよ。」
赤「なんかすごいな……。」
………あれ?なんか忘れてる気がする………
そもそも、なんで私は朝練がやってる時間なんかに登校してきたんだ?
なんでだっけ…なーんか大事な用があったような………
娃「あぁ!!!」
緑「っ!?いきなり大声を出さないでほしいのだよ!」
娃「ごめん!転校初日は通常の30分前に職員室に来るように言われてたんだ!
やっぱ見学とかなかったことにして!ほんとごめん!じゃーね!!」
娃 以外「……………」
転校初日、初っ端からやらかしてしまった。
最悪だ。
……いや、”最悪”だとは思わなかった。寧ろ”最高”かもしれない。
なぜなら、あんなに素敵な人たちと、真っ先に出会えたのだから。
(序章 end)
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