笹咲 娃於 2012-11-10 19:42:09 |
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パラレルワールドの帝光中には娃於が転入していたという話
序章『これから過ごすキセキの一年間の始まり』(5)
娃「なにかおかしいですか…?」
緑「い、いや…この時期に転校生というのが、少々珍しかっただけなのだよ。」
緑間君がメガネを直しながら言う。
周りを見ると、赤司君と青峰君も軽く頷いていた。
なんだ、そういうことか。
?A「それにしても、なんでこんな半端な時期に転校してきたんスか?」
娃「親の急な転勤です。」
?B「ありがちー。」
娃「そうなんですよね。もうちょっと理由にひねりがあってもいいと思うんだけどなぁ……。」
?A「え?そこッスか?」
娃「他にどこをとれば?」
?A「いや、いいんス…。」
娃「そう?ならいいけど…えっと……」
あ、そいえばまだ名前訊いてない……。
?A「涼太ッスよ。黄瀬涼太。」
娃「……はい?」
黄「?名前がわからなくて会話がつっかえたんじゃないんスか?
いや、もし俺の勘違いだったら、めっちゃ恥ずいんスけど……。」
?B「あ、オレも名前言ってない。オレは紫原敦ねー。」
娃「あぁ、こういう時察してくれる人って見たことないからビックリして……
ありがとう。紫原君もね。」
黄「当然ッスよ。」
紫「どういたしましてー。」
なんて優しいお二人だ。
初めて見たよ。こんな人。
赤「そんなことより、テツヤがまだだな。」
黄「そういえばそうッスね……。」
?「僕ならここにいます。」
?&娃 以外「うわぁ!?」
青「毎度毎度脅かすな!」
?「いえ、脅かしたつもりは……。」
娃「なんでみなさん驚いてるんですか?
ずっとそこにいたじゃないですか。」
赤「は?お前には、黒子が見えるのか……?」
娃「なんですかそれ……私、霊感とかありませんからね…?」
緑「そういう問題じゃなくてだな……。」
娃「彼は人間です。私が保証します。」
?「………。」
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