笹咲 娃於 2012-11-10 19:42:09 |
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パラレルワールドの帝光中には娃於が転入していたという話
5月上旬『娃於ちんと体育大会』(1)<紫原side>
娃「………。」
紫「………。」
5月に入ってから、娃於ちんの様子がおかしい。
なんていうか、すごく憂鬱そうだ。
紫「ねぇ、娃於ちん。」
娃「……ん?なにー?」
反応は殆んどいつもどうり。
でもやっぱり憂鬱そう。
紫「娃於ちん…なにか嫌なことでもあったのー?」
娃「うーん……とくにないかなー?」
紫「でも、最近変だよ?」
娃「なにが?…私が…?」
紫「うん。」
自覚なかったんだ……。
重症なのかな…?
娃「それだったら、たぶん体育大会のことかな?」
紫「…?」
娃「私って運動苦手だからさ、私がいるとみんなに迷惑かかるし……。」
紫「…………。」
娃於ちん…まだ5月入ったばっかなのに、そんなこと考えてたんだ……。
気づいたら俺は、娃於ちんの頭を撫でていた。
紫「気にしなくていいのに。」
娃「…え?」
紫「娃於ちん1人くらい運動ができなくても、オレがなんとかするしー。」
娃「……………。」
紫「?娃於ちんどうしたのー?」
娃於ちんが急に黙りこんだから、声をかけてみた。
すると、娃於ちんは俺の目を見てこう言った。
娃「そんなこと言ってくれたの、君が初めてだよ……。ありがとう。」
その時の微笑みは
オレだけに向けられたものなんだって思わせるくらい、娃於ちんは真剣に言ってくれた。
紫「…うん、どういたしまして。」
だからオレも、真剣に返事をした。
あーあ、どうしよっかなー。
今年、優勝しかとれなくなっちゃったじゃん。
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