笹咲 娃於 2012-11-10 19:42:09 |
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パラレルワールドの帝光中には娃於が転入していたという話
4月下旬『「学力テスト…面倒だな。昼寝しよう。」』(1)<青峰side>
それは、ある日の休み時間での出来事だった。
娃「あ……。」
黄「どうしたんスか?」
笹咲がプリントを見て少し嫌そうな顔をした。
隣の黄瀬は、気になったのかそれを覗き込む。
娃「学力テストぉぉぉ……。」
黄「あ、懐かしいッスねー。」
娃「そんな悠長なもんじゃないって。あの塗りつぶせないとこってすごい腹立つんだよ。」
黄「え…?なんか微妙ッスね…。」
娃「黄瀬君にはわからないか~。あ、青峰く~ん。」
突然笹咲に呼ばれた。
青「…なんだ?」
娃「青峰君ならわかってくれるかと。」
青「なにが?」
娃「この学力テストという苦行だ!塗りつぶせないとことか嫌じゃない!?」
青「俺は勉強自体嫌だ。」
娃「あ、やっぱりー。半分くらい意見が統合したー。」
そう言ってへらっと笑う笹咲。
こいつは、感情の起伏が激しいのかもしれない。
娃「ま、テストってすぐ終わるけどさ。
でもだからこそ、テスト勉強っていらないよね。」
青「俺はもともと勉強なんてしてない。」
黄「あれ?なんか話変わった?」
緑「テスト勉強をしない…か。良い度胸なのだよ。」
赤「まったくだ。お前ら2人、そんなことじゃ平均以下になるぞ。」
娃「べつにいいよ。社会と英語はもう駄目だし、他はそこそこいいし。」
青「テストなんて受ければそれでいいだろ。」
緑「2人とも全然よくないのだよ。」
赤「これはもう、俺が何とかするしか……。」
娃「え?ちょ、いいってべつに……。」
笹咲が焦って苦笑いを浮かべる。
こいつ、バカだ。
赤「今日の放課後、学校に残ってテスト勉強をする。」
緑「ついでだから、他の奴等も呼ぶのだよ。」
娃「うわぁ……。」
この2人に火がついたら、こうなるに決まってんのに。
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