笹咲 娃於 2012-10-30 18:11:33 |
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パラレルワールドの帝光中には娃於が転入していたという話
序章『これから過ごすキセキの一年間の始まり』(4)
娃「………。」
実は、こんな時率直に訊けないのが私だったりする。
今、”あなた達誰ですか”と訊いて、答えてくれるのだろうか。
それ以前に、いい出すタイミングがつかめない……。
?A「おい。」
娃「は、はいっ。」
?A「お前がここで動かずじっとしていられると言うのなら、特別に見学を許可するが、どうする?」
娃「じゃあ、動かずじっとしています。」
?A「わかった。守れなければ即刻追い出すからな。」
娃「…はい。」
?A「一応名乗っておくが、僕は赤司征十郎。こいつは青峰大輝だ。覚えておけ。」
娃「はい……。」
よ、よかった……。
訊き出す前に名乗ってくれて……。
ほっと胸をなでおろしたのもつかの間。
シャキンッ―――――
赤「絶対動くなよ。」
娃「っっ!!?」
赤司君が、いきなりハサミを突き付けてきたのだ。
危ないにもほどがある。
娃「ち、ちょっと待って!!!
ハサミを人に向けるのは危ないって!!!」
赤「ちなみに……
僕に逆らうやつは親でも殺す。僕の言うことは絶対だ。」
私の首に、軽くハサミの先が当たった。
すると、それと同時にまた2人の男の子が現れた。
?A「…!!ちょっと赤司っち!なにしてるッスか!!?」
?B「んー?その子誰ー?」
赤「…?涼太と敦か……。思ったより早かったな。」
?A「そんなことはどうでもいいから、とにかくハサミしまってくださいッス!!」
?B「赤ちん聞いてるー?」
あ、なんかこの人達はいい人そう……。
赤「?あぁ、すまん。なんだ?敦。」
?A「なんで無視するんスかー!」
?B「その子、誰?」
赤「こいつか?真太郎が勝手に連れて来てしまって……
そういえば…まだ名前をきいてなかったな。お前、名前は?」
娃「あ…えと……
き、今日から転校してきました。2年3組、笹咲娃於です。」
赤&緑&青「は………?て、転校生ぃ!!??」
?A&?B「???」
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