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私が、まず躓いたのは家庭環境だと思います。

子どもの頃の事です。
父、母、妹、自分、父方の祖父母という家庭環境でした。
保育園に行き、妹と遊び、家族でご飯を食べる、今思えば私が一番幸せな日々でした。

祖父母と父は優しかったのですが、母は怖かったです。私が何かいけないこと(好きじゃないピアノの練習をサボる、宿題が分からないetc)をすると、ヒステリックに怒鳴り、訳が分からないまま叩かれることも多かったのです。しかし、それ以外はどこかに連れて行ったくれたり、だいたいが優しいか冷たい態度を取るか、という人でした。

父母と祖父母は町工場で自営業、しかし、母は私たちが小学校に上がった頃に病院で勤めました。
(その当時は気づいていませんでしたが実家は赤字続きだったみたいです)
私が小学校高学年になるまで、実家の離れのようなところで親子四人は暮らしていました。

祖父母とは家庭内別居…という感じでしょうかね。しかし私は鈍感だったのかそのことに
全く疑問も持っていませんでした。子どもにとっては、そういうものなのです。

事態は、小6の頃に急展開を迎えます。数日姿を見せなかった母から、(夜勤があるので生活リズムが合わず姿を見せないことが多々ある)電話がかかってきました。電話を取ったのは私でした。