鏡音レン 2012-09-22 19:35:38 |
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「あの・・・5年前って・・・・」
「ああ、そなたと会っているぞ。名前を言ったはずだが覚えてはいないか?」
「いえ・・・ちょうどその時強い風が吹いていたので聞こえませんでした・・・
まさかあの時の方が帝様だなんて・・・」
「・・・そなた、何か思い悩んでいるのか?」
「えっ?」
「さっきからさみしそうな顔ばかりしてるのでな」
「・・・すみません。帝様にこんな顔をお見せするなど、大変失礼いたしました。」
「いや、気にする出ない。5年前には泣き顔を見ておるからな。」
「!!!」
「どうかしたか?」
「いっいえ」
(まさかあの時の顔まで覚えていたなんて!!!どうしよう・・・!恥ずかしい!!!)
「・・・そなた熱でもあるのか?顔が赤いが?」
「いっいえ!!」
(やっぱり顔があかくなってるわ!!どうしよう!!!!!)
「・・・」
「?」
(どうかしたのかしら?は!私の顔が気にらないとか・・・?)
「用はこれだけだ。さがるがよい」
「はっはい。失礼いたしました。」
「珍しいですね。あなたが女人とこんなに長く話すとは。」
「いや、光子殿には一度会っているからな。」
「おや、帝という立場にありながら、光子殿に会ったことがあると?」
「そうだ」
「・・・」
――帝に呼ばれた光子。しかもあの5年前の少年が帝だった!!そして最後の陽秀と帝との会話での最後
の間、あれはいったい何なのか?次回光子の驚きの過去が開かされる!!――
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