君は僕の愛しき女神。君が望むならすべて叶えてあげるよ。 君の大好きな真っ赤な宝石《ルビー》。どこまでも無色透明なガラスの靴。とても綺麗な声で鳴くカナリヤ。 すべて君のために用意したんだ。 なのに君は満たされない。悩む僕に君は言った。《貴方の心臓が欲しいのよ》と。 君の願いはすべて叶える。僕は自ら胸を裂き最後の言葉を君に言う。 《さぁ、僕の心臓をあげよう、だから最後に微笑んで?》