匿名 2012-05-28 15:27:51 |
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嗚呼、君が愛しい。痛いほどに、狂おしいほどに。僕は想いきって告ってみた。
「___ちゃん。」
「なぁに?____君。」
「…好きだよ。」
夕日が僕と君の顔を照らす。君は顔を赤くし、僕に抱きついてきた。
「ホント?!嬉しい!私も!!」
「これから、ずぅっと一緒だよ?」
「え…?それ、どういう…」
君が言いかけた口を塞いだ。何故かって?
君は“恋”を知らないから。ここで口づけをしとかないと、他の人のところへ行ってしまう。だから、君の記憶に一生残る様な、トラウマになる様な、そんな“恋”を口づけで教える。もう、一生、僕以外の男に近づけない様に、
調教してあげるの。僕ってば、優しい。
「………あ…」
深く、長く口づけをした後、君は声を漏らし、口を抑えその場に座り込んだ。
「……じゃあね、また明日。」
僕は君に背を向け、家へと歩き出した。君の嗚咽が聞こえる。夕日が僕と君を照らす。君の嗚咽は夕焼けに響く。
(なんとなく思い付いたから書いた。)
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