あしゅか 2011-10-30 21:39:18 |
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「お姉ちゃん、私先に寝るね、お姉ちゃんの布団も敷いておいたから」
「ありがとう、勇子」
私はもう寝ることにした
ブオオォォォォー
キキキキキキキー
なに!
お母さん
お父さん
誰か・・・
お母さん
お父さん
・・・勇子
勇子、勇子!
「勇子!」
「お姉ちゃん・・・」
「うなされてたよ、またあの日の夢を見たんだね・・・」
あの事故以来、たまにあの日の夢を見る
私は泣いてた
「だいじょうぶ?」
「うん、ありがとうお姉ちゃん」
私はまた寝た
でも、今度は変な夢を見た
「逃げろ、逃げろ」
「何!この声・・・お父さん」
「逃げなさい!勇子」
「お母さん!いるのそこに!?」
「待って・・・勇子、こっちに来なさい」
「この声!お姉ちゃん!?」
「そうよ勇子、私よ、アキよ」
「ダメだ勇子!アキから逃げろ!」
「えっなに!?」
「待ちなさい・・・待ちなさい」
お姉ちゃんが・・・
何なのあの夢・・・
でも、あの時のお姉ちゃん小さかった
お母さんたちも若かった
「勇子!おはよう」
お姉ちゃんがそう言う・・・
その時一瞬
お姉ちゃん!こないで!
と言う声が聞こえた
私の声
私の小さいときの声
・・・・・・・・・・・・思い出した
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