みくりん 2011-09-17 13:46:13 |
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「うん。やっぱ、思った通り、美人じゃん?」
「はぁ…?」
少年は場に合わないコメントをした。
「ほら、そこに水たまりがあるだろ?のぞいてみろよ。」
そっと覗き込んでみると、私の、それも少年と同じくらいの年相応の姿になっていた。
「あ…れ……?」
髪の毛は金髪、瞳は明るいブラウン、…ちゃんと胸も成長していた・・・・。(笑)
「さて、女王のとこに行くとするか。」
「え・・・名前は…?」
「ナイショ♪。さ、フィファ。行こうか。」
フィファと呼ばれたキツネのような小動物は、少年の言葉と共に日本の妖怪の空狐に似た姿になった。
「ちょっと飛ばすから、ちゃんと摑まって?いくよ!!」
「え、ちょ、ま!?」
「なんだ、ちゃんと、少しくらいは感情あるじゃん。」
フィファの背中から見た景色は色鮮やかな、しかし、落ち着いた…そんな景色だった。
「んぅ…。」
「あ。起きた?」
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