みくりん 2011-09-17 13:46:13 |
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私は1人暮らしで、父親はもういない。私が感情を無くしたのはアレが原因。・・そう。アレ・・・
時は3年前。私が10歳のときだ。親はある会社と取引の最中。父の言葉が、行動が私の心を蝕んだ。
「あはは。私の後はコイツが次ぐんです。」
「そうなんですか。繁盛しそうだなぁ、佐々森。」
「がんばれよ、真里愛。」
私の名前を言いながら父は話に戻った。
「真里愛。あっちにいってなさい。」
「はぁい。」
でも、私はドアに隠れて話を聞いていた。
「で。どうするんだ?もう金は貸せないぞ?」
「ぅ・・。娘を・・売ります・・。」
「はは。時代が違うんじゃねぇか?」
足が動かなくなった。
「誰にも聞かれてないよな?」
「・・・はい。」
ギィィィィィ!!!
「あ!!」
「おい!誰だ!」
「あぁぁぁぁ!!」
「真里ッ?!」
あああああああああああああああああああああああああああああ・・・・・・・
私の思考が完全にショートした。
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