The season of harvest / 〆

(/募集板でお声がけさせていただいたものです。
参加許可ありがとうございました！よろしくお願い致します。
早速ですがpfの作成をしたいのですが、何かご要望はありますでしょうか？キャラ以外にも何かありましたらご遠慮なくお申し付けくださいませ。)

(/お待ちしていました～！お越し頂き有難うございます！こちらこそ、宜しくお願いします。pfについて、こちらからは募集板で書いた他に特別な要望はありません。お子様が少女と出会い、一緒に過ごすきっかけについてもアイディアや理想があれば、自由に書いてほしいですし、相談しながら決定の方が良ければ、そちらでも喜んで対応させて頂きます！

他方、こちらの少女ですが、過去トピのpfを今回のストーリーに合わせて改変して使わせてほしいと思っています。募集板に書いた内容は規定ですが、その他の部分で要望があれば、是非教えてくださいね！希望の展開ややってみたいシーン等もあれば、何なりと気軽にお伝えください。)

>>2 追記を失礼します。

(/こちらの少女は結構、外見には美化が入っていたり、戦闘能力は高め(というか、弱点はあるけれど、チート級かも……)に設定してあったりします。気になるようでしたら直しますので！遠慮なくご指摘ください。
逆にこちらとしては、そちらのお子様がハイスペックでも上等と思っています！← もちろん、平凡や非力でも全く構いませんが、ご希望とあれば、魔法が使える、優れた機械工、流浪の剣士等の個性も歓迎ですのでご了承ください。素敵なpfを楽しみにしています)

(/ストーリーや美化強化の件かしこまりました！
美化チートは1:1ならではですので、気になるどころかとても楽しみにしております。こちらもハイスペックめの設定を考え中です。
申し訳のないですが、pfは主様のpfを参考に作らせて頂きたいので、主様の後で提出させていただいてもよろしいでしょうか？)

(/寛容なお返事を有難うございます♪ pfの先出しについて、承知しました。それではこれから改変版pfを作成させて頂こうと思うのですが、折角、元pfがあるので先にそのURLも貼ってしまいますね！もし良かったら、ご参考までに。加えて、募集板に書いたことも見返しやすいように再掲しておきます。改変版はもう少々お待ちください。)


【ご参考までに/元pf】
http://m.saychat.jp/bbs/thread/634744/res/8


【見返し用/板情報の再掲載】

～提供～
半人半龍の少女。外見年齢は16歳ほどで口の悪い野生児。度々「人間は嫌いだ」と零しているが、その台詞は周囲と上手くやれない悔しさを裏返したもの。ゆえに、相手に邪心や悪意がないことを察すると、むしろチョロい。


～募集～
・人間(年齢、性別、性格、職業は不問)
・どこかで亜人の少女と出会い、何らかの理由があって、しばらく一緒に過ごすことになる(詳細は相談して決定)


～備考～
・ロルは中～長。小説/終止可。
・恋愛はNGL可。
・レスの頻度は要相談。
・細かな展開、苦手な描写については相談しながら進行。戦闘描写に抵抗のない方優遇。
・ファンタジーの世界観をベースに、交換小説のようなノリでのんびり楽しくやり取りできたらなぁと思っている。
・関わりを通して互いのCが何かを見つけていく物語りを描ければ素敵かな等と考えているが、詳細にこだわりはなし！

(/ありがとうございます。元pfを参考に大まかな骨組みはできましたので、主様のpfを確認させていただいて細かいところを決めて提出させて頂きますね。)

名前: グラナーティア
性別: 女 (竜の亜人)
年齢: 16歳 (外見のみ)

性格: 一見すると唯我独尊を地で行く、傲慢で無愛想な野性児。礼節、一般常識、上下関係を読む能力はどれも乏しいうえに、そのことへ危機感も持っていない。度々「人間は嫌いだ」と零しており、実際に孤独趣味なところもあるが、本当は上手くやれないだけである。意図的に他人を遠ざけることで、ナイーブで傷付きやすい本心を守ろうとしている節がある反面、根底では他人と関わってみたい願望を持っているので、少しでも「信用できそう」と思った相手には案外あっさりと心を開く。

度々自賛的な台詞を吐くが、大体、虚勢や道化である。また、仏頂面でいることが多く口も悪いが、好戦的な性格ではない。むしろ、戦闘中は冷徹を気取ろうと、本当は無駄な殺生が嫌いで、例え正当防衛であっても他人を殺めることには罪悪感を抱く。

過去に追い詰められたり、大怪我を負わされたりした相手が使っていた武器が、共通して刀剣（ドラゴンスレイヤー）だったため、刀剣が苦手。果物ナイフですら恐がり、なるべく視界に入れたくないと思っている。テーブルナイフなら触れるが、それでもあまり好きではないらしい。逆に好きなものはパンと肉と睡眠。それから酒にも興味を持っているが、飲んだことはない。テーブルマナーはなっていないが、教養不足なだけで教えられるとなるべく従おうとする。


容姿(人間時): 髪は煌びやかな白銀色で、普段はポニーテールにしているが、その状態でも胸より長い。顔の横にも髪を落としており、不揃いな前髪は眉よりやや長いくらいとなっている。顔立ちは整っており、黙っていれば人形のよう。亜人である為、童顔という表現が合っているのかは不明だが、16歳程にしか見えない外見であり、肌は血色が良くて健康そうなのにシミの一つもなく、どことなく常人らしくない。瞳の色は深い青で、ぱっと見では小柄で華奢な体格。しかし、目立たないだけで実際には筋肉もついており、力を込めれば、ふっくらと浮かび上がる。

服装は聖職者風で、ふちや裏地にルーン文字が刻まれた白色と濃紺がベースのローブを身に付けているが、サイズは少し合っていないらしく、腕の丈をやや余らせている。ローブの下は黒タイツで、靴はローブと同系色のショートブーツ。加えて、外からは見えないがホットパンツも着用している。興奮したり、気を抜いたりすると、背中から翼が出たり、歯が尖ったりと姿が揺らぎ、怪物じみた本性が外見にも出てしまう。


容姿(変化時): 人間時の見た目に反し、蝙蝠のような翼を携えた真っ黒なドラゴンに姿を変えることができる。瞳の色は青いままで皮膜の色は青紫。ふくよかではなく、そのシルエットは尖った歯や鋭そうなカギ爪、随所で逆立っている鱗により、あちこちトゲトゲしており、お世辞にも聖獣には見えない。はっきり言って禍々しく、不吉な印象を受ける外観である。

大きさは二段階に分けられ、成人男性１人が余裕を持って乗れるサイズが小さい方。大きいサイズになると、小屋ほどである。変化に際しては人間の姿を経由しなければならず、ドラゴンの姿のまま、サイズのみを変えることは不可能。人間時の服装は身体に同化してしまい、なくなるわけではないが、それはローブに刻まれているルーン文字の効果である。ルーン文字を書き移せば、他の服を着ても同じ効果を得られるが、本人は手先が不器用でそれが叶わないため、あまりお洒落ができないでいる。ドラゴンの時に体表に負った怪我や被った汚れは、人間の姿に戻った時の服装にも引き継がれる。


武器と能力: 道具は使わず、人ならざる身体能力を武器としている。人間の姿を取っている時でも、怪力の持ち主であり、口から火を噴ける。一時的に爪だけを太く変化させて行う引っかきも強力で、同様の原理により噛みつくことも可能である。
ドラゴン姿の時はこれらに加えて、身体から雷光を発せる。雷光の放出時、背中のみは死角となる。翼を出している時は当然、飛行も可能で、普段から暗視と嗅覚には優れており、温度や湿度の変化にも敏感。頑丈で睡眠さえ取れれば自然治癒力も高い。
反面、味覚、聴覚には劣るし、援護や他人を回復させる技能は持っていない。おまけに不器用で道具を使うのも下手。さらに寒さと乾燥に弱く、そういう場所では動きが悪くなってしまう。


備考: 遠い昔に北方の山で生まれた亜人。父親は額に柘榴のような赤い石を持つ白龍であり、当人の名前はそれに因んでいる。母親は麓の国により生け贄として父親に捧げられた巫女。元々、麓の国が戦争で劣勢に立たされた際に、古代の伝承に従って「救国の使徒」となるべく、産み出された経緯がある。成長後、その役割は無事に果たせたが、当人が戦時下で活躍している最中に、母親は雪山での過酷な祈祷が原因で亡くなり、終戦後の国では「伝承上の存在でしかない亜人」の扱いを知る者もおらず、居場所を失う。

父親から寒さへの耐性を受け継げなかった身では、母親のいなくなった雪山に残る理由もなく、新天地を求めて旅立ったのが、数十年以上前の話なのだが、現在に至るまでどこにも定住できず、各地を転々としている。本人が頓着していなかった所為で実年齢は不明。亜人の寿命は個人差が大きい上に、封印されていた期間もあるため、この後、成長するのか、どれくらい生きるのかも分からない。



(/大変お待たせしました！pfの改変が終わったので、問題や萎えに触れている部分がないか等、お手数ですが、ご精査をお願いします…！)

名前: アル
性別: 男
年齢: 25

性格: 口調こそ乱雑だが穏やかな常識人。面倒見が良いせいでグラナーティアに振り回されがちだが、飄々と楽しんでいる余裕のある楽天家。明るい性格の割に極端に友人知人が少なく、少なくともグラナーティアの見ている前で誰かに手紙を書いたり何かしらの交流をする様子は見られない。
たまにただの旅人とは思えない知識や教養を見せることがあり、それを意識してみれば立ち振る舞いも高度な教育を受けたことが伺えるかもしれない。

穏やかで面倒見は良いものの、人に深く立ち入ったり立ち入らせたりはせず、ある程度で線引きして近寄らせない。
また、常にニコニコとは言えないものの、基本的に愛想は良いが、何処か底の見えない人物である。とはいえその表情にたまに落ちる影は、悪意や暴力的なものではなく、寂しげな雰囲気のもの。

歌や詩、音楽や物語が好きでよくグラナーティアにも朗読したり歌って聞かせる。職業は吟遊詩人、いろんな街で音楽や物語を聞かせて生活している。色々な国の物語に精通しており、グラナーティアの過去も遠い異国の御伽噺として知っていた。(もっともかなり脚色はされていたが。)
ルーン文字もかなりのレベルで扱う。


容姿: 髪は柔らかで豊かなブロンド、肩ほどの長さのストレートの髪を低い位置で纏めている。前髪は目にかからない程度の長さを斜めに流しているので額が半分以上のぞいている。顔立ちは爽やかに甘く整っており、もう少し堅実な職であれば女性には困らない程。垂れ気味の大きな目は長い睫毛に縁取られているが、女性的すぎず長い眉毛は程よく男性的。瞳の色は深いグリーンで、身長は180弱程度。ごく普通の体型ではあるが、けして筋肉質ではないためあまり逞しくは見えない。 安全な街の外で見ると頼りないほどである。身体中に生傷は絶えないが手首と足首に錠のような跡がある。

服装は一般的な吟遊詩人らしいもの、緩やかなラインの白いシャツは胸元が開いていて、その上に重ねた前明きのベスト、小さな羽のついた帽子に麻のズボン、膝までの革のブーツに、上からかぶるフードのついた長いマントに至るまで全てアースカラーで統一されており、うっかりすると森で見失いそうになる。斜めがけにした大きな革製の鞄と背中に背負ったリュートだけを持って旅をしている。


武器と能力: 緻密な文様が彫られた金の柄の短剣を、見えないようにマントに仕込んでいる。(以前は金目のものを狙う盗賊対策、今はグラナーティアを怖がらせないため。)
短剣でも相当の剣術の腕が伺える。


備考: 10年前に戦争で滅亡した亡国の元王子。本名 アラン・ド・マルニュ。自分以外の王族は捉えられ処刑されている。自身も処刑直前に、断頭台に登らされるため錠が外された瞬間に命からがら逃げだした。
以降追っ手から逃げるため、定住することも親しい友人を作ることも叶わず現在に至る。
かつて宮廷にいた頃に学んだ剣術や世界中の言語、音楽、文学が現在の生きる糧となった。

国を復興させる気概もなく、ただ追っ手から逃げるためだけに旅を続けていたところで同じく放浪していたグラナーティアと出会う。
彼女の正体を知り、彼女の人離れした力を刺客から身を守ることに利用しようと近づく。


(/此方の我儘を聞いていただいてありがとうございました。とても素敵な娘さんでこれから共に旅をできるのがすごく楽しみです。
此方のpfですが、改変前のpfを見ながら大まかには作成したので、よく確認はしましたが変更される前の設定に準ずる設定があるかもしれません。確認お願いいたします。
それ以外にも美化ハイスペックＯＫとのことでしたので、大分自由に作成させていただきました。かなりの地雷キャラになってしまった自覚はありますのでなにか変更した方が良い点があればお申し付けくださいませ。
性格の説明のために娘さんとの関係も盛り込みましたが、勿論出会う前からのRPも可能です。)

(/pfを有難うございます！！読んでいてすごく楽しくて、ワクワクが止まりません！不備は見当たらず、これから絡ませて頂くのが楽しみです！

そのうえで一つだけ伺いたいのですが…！もし、萎えに当たったらと思うと怖いのですが……物語りを始める上で、前トピの内容(古い城で寝てたら起こされた、ぐらいのもの)を同じ世界の過去の時間軸として扱うのは控えた方が良いでしょうか…？

最初、全く接点のないストーリーでも良いかなと思っていたのですが、pfを拝見し、お子様の名前が前トピのお相手様と部分的に重なっていることに気付きまして。これはむしろ、こちらの娘が息子様への警戒心を緩め、興味を持つきっかけにできるのでは等と思ってしまい……。抵抗があるようでしたら言ってください！)

(/pfの確認ありがとうございました。お褒めの言葉光栄です。
過去の設定についてですが、大歓迎です。一度人間と関わってそれでも1人の彼女が、もう一度人間と関わろうと思った心情の変化や、以前のお相手様と比べて思い悩んだりする感情の起伏とても興味深いです。)

(/いや、本当に素敵なpfで！魅力的なお子様で！// 思い描いていた世界観にぴったりのキャラクター像に加え、描写も細かくて人柄や表情が浮かびます！ 何度も読み返してしまっているのですが、この気持ちを上手く伝える語彙力がないことが悔やまれますね。

過去設定についても、色好いお返事を有難うございました！ほっとするのと同時に大変嬉しく思います！……それでは、絡みを始めていきたいと思うのですが、不安なことや事前に決めておきたいこと、最初のシーンへの希望等はありますか？

こちらからは、レスの頻度についてのみ。募集板の方で「遅くても２日に１回は返せる」とのお話を頂いていますので、なるべく高頻度にお返ししたいと思っています！３日以上、遅れそうな場合は連絡をさせてください。他方、こちらが失踪と判断する目安は「無言で一週間が経過した場合」とさせてほしいです。それまでは、もしの時も待ちますね。

最初のシーンについては、出会いからでも、出会ってから少し経った頃からでも、大分時間が経ってからでも……どちらでも構わないと思っています！希望があればそちらで、なければ相談で。意向を聞かせてもらえると嬉しいです。)

(/そんなに褒めていただいて嬉しくもありますが、ご期待に添ったRPができるか不安になってまいりました…、頑張ります！

レス頻度について合わせていただけて幸いです。
此方も3日以上お返しできない場合連絡を入れさせていただきます。

最初のシーンについてですが、よろしければ出会いのシーンからやってみたいと考えております。
森の中や山の峠など人のいないところで遭遇して正体を知る感じでいかがでしょうか？)

(/お返事、夜になると思います！ちょこっとお時間を頂いていますが、今しばらくお待ちくださいませ。/蹴り可)

(/お待たせしてしまい、すみません！戻って参りました。RPについてはいえいえ、そんな…！互いに気負わず楽しくやれると嬉しいです´｀* 最初のシーンも承知しました。

それではこちらから、ひと気のない場で、ちょっと怪物っぽいロールを回させて貰って宜しいでしょうか?? 最初、こちらのPCは息子様を多少警戒すると思いますが、そこからさらに同行するきっかけとして、その後すぐ追手を差し向けるのは如何でしょう！？

共闘に持ち込み、どちらかがどちらかを庇って怪我したり何だりということがあれば、関係性の構築がスムーズかな、等と！他の流れをご希望でしたらご遠慮なく。)

(/いえ、お昼にご連絡いただいてましたし大丈夫ですよ〜、リアル優先で長くお付き合いできたら嬉しいです。RPについても暖かいお言葉ありがとうございます。

最初の展開ですが、主様のご意見に大賛成です！
ただ出会って正体を知るだけでは、打ち解けるのに弱いかと考えていたところでしたので素敵な展開にワクワクが止まりません。
此方の息子を狙うと同時に、欲をかいて珍しい味んの娘さんも捉えようとしたか、仲間と勘違いして巻き込まれたか、といったところですね。

此方からはこれ以上質問要望はございませんので、もし何もなければ主様から始めていただるとありがたいです。)

(/承知しました！提案にも賛成を頂けて良かったです！それでは明日にはロルを落とします。最初ゆえに長くなる可能性がありますが、長短に制限はないので、お返しの仕方はご自由に！

今後も特別にやりたい提案がある場合等はちょくちょく相談できると嬉しいのですが、些末な展開や世界観の構築(架空の都市、魔物、独特な動植物や文化等の創作)は相談なしでも、お互い思いつき次第、出し合っていけると幸いです。あらためて宜しくお願いします♪ /蹴り可)

(薄い雲がゆったりと流れていく青空の下で、秋風は森を鮮やかに染めていく。ここは山の中に伸びる、ひたすら細く長い道……元々は鉱山と労働者の集落に繋がっており、重要な交通路だったのだが、数年前に鉱山が閉鎖し、集落も廃墟と化してからは通る者がろくにいない。いるとすれば、"鉱山に立ち寄らず、都市間を移動するなら他にもっと良いルートがある"ということを知らない哀れな旅人か、そういう正道のルートを知っていても敢えて利用したくないような訳アリの人間ばかりだ。ひと気のない道には烏の声がうら寂しく響いているし、魔物が飛び出してきそうな気配も十分である。しかし、今ぐらいの時期であれば、色彩だけは心持ち賑やかであって。)

へん、こんな感じの方が居心地がいいや。

(一枚の紅葉が風に踊り、駆けるように何処かへ飛んでいった様を見送った後、腕を後ろに組めば、誰に聞かせるともなく独りごち。人間のいない場所……静寂が心地よいのは事実であった。しかし、一人でいることには相応のリスクもつきまとう。つまり、食料の確保も危険への対応も全て自己責任なのであり。独特の獣臭のお陰で接近には気付いていたが、いよいよ背後の茂みからグルルル……とうなり声も聞こえてきて。常人であれば、ぞっとするべき場面なのかもしれないが、丁度肉が食べたいと思っていたところ、上手い予感に思わず頬が緩んでしまい。振り向けば、草木の中に潜む影に向かって、挑発的に身ぶりもつけ「来いよ。もうすぐ冬だもん。お互い、食いだめしておきてぇもんな！」と声をかけ。それが合図とばかりに飛び出してきた大きな熊に正面から立ち向かうと、相手がこちらの首でも裂こうというのか、突き出してきた腕をわっしと掴み、そのまま、自分の頭上を通して半回転させ、思いっきり地面に叩きつけて。土埃が舞うのと同時に、相手が漏らした低く苦しげなうめき声に良心がチクリと痛んだものの、ここで手を緩めるわけにもいかず。せめて一撃でと拳を固めれば「ハァアッ！」と気合いを込めて、それを相手の喉笛に叩き込み。……手応えを感じ、一瞬のうちに勝負をつけられたことを悟る。ビクリと身体を弾ませたのを最後に動かなくなった大熊を見下ろせば、やや乱れてしまった自分の前髪に触れながら、ボソボソと)

ふん……後はどう捌くかってところかな。

("哀れな旅人"か"訳ありの人間"か、問われれば後者だろう。山の向こうの村での演奏中、自分を付け狙う嫌な視線を感じ取った。長居しすぎた、と夜も明けぬうちに村を発ったのが一日と数時間前。
夜は鉱道跡か集落の適当な廃屋を借りようと考えていたが、想像以上の老朽ぶりに生き埋めを危ぶんで諦めた。一休みするのに適当な生い茂った木の股を見つけられたのは、1日以上がたち東の空が白んできた頃だった。休憩するだけのつもりが思ったより疲労がたまっていたらしい、木の上体勢が悪い状態でごく浅く短い眠りに落ちた。
どれくらいたったか獣臭さに目を覚ます、警戒して葉の隙間から地面を覗いてみれば、熊を相手に互角以上に戦う少女の姿、あまりの事態に自分の状況も忘れて身を乗り出しすぎた。)

なんだ、あr… …グエッ！！

(熊が倒れた音に遅れて、寝ぼけた男が木から滑り落ちる音が間抜けな悲鳴と二重になって響く。周りの木が音を立てて揺れ、小鳥たちが慌てふためいて方々に飛び去った。腰を強か木の根に打ち付けて、振動で散る鮮やかな葉の中を腰を摩り立ち上がると、落ちる寸前に見てしまった目を疑う状況にハッと少女の方向を見る。
"少女が素手で熊を倒した"
明らかに人ではないその所業に、痛む腰では逃げることもできず冷たい汗が背中を流れた。)

…君は、一体？

(/最初のロルありがとうございました。細かい展開や設定について了解いたしました。改めてこれからよろしくお願い致します。ロルについても何かございましたらお気軽にご指摘ください。)

……！

(油断大敵とはよく言ったもので、目先の獲物に意識を奪われ、その男の気配には全く気付いていなかった。落下音と微かな悲鳴、そして小鳥の飛び立ちでようやく相手の存在を察すれば、警戒心も露に、構えを取って振り向き。……だが、目が合った相手の表情から無害そうな雰囲気を感じ取ると、瞳に宿らせた剣は即座に消え、代わりに悪戯を企む子供のような些か挑発的な光を灯して。……なんだ、ただの通りすがりの旅人か、と勝手に目星をつければ、ニンマリと口角を上げる。初対面の人間に虚勢を張るのは無意識の内についてしまった癖であり、今の笑みにも威圧を込めたつもりであって。だが、それにはやや迫力が欠けていたかもしれない。本当のところ、もう少しニヒルに微笑んでいれば、より怪奇的で格好良かったのかもしれないのだが、そこにいたのが集団でもなければ危険そうでもない、どちらかというと容姿端麗で如何にも優しそうな人間だったことに、内心で安堵したことが出てしまっており。それでも自覚はなく、高圧的に振る舞っているつもりのまま、武闘派には見えない相手の口から発せられた問いかけが耳に届くと、表情こそどこかお子様っぽい少女の笑顔だが、語り口はやたらと尊大な調子で)

観客がいたとはな、気付かなかった。……分からない？ 私は化け物だよ。




(/いいえー、ロル、全く問題ないですよ！読みながら情景やPCの動作を想像するのがすごく楽しいですw こちらこそ、何かあったら伝えてくださいね。初っぱなから生意気な娘ですが、後々どんどん丸くしていきたいと思っていますので、お付き合い頂けると嬉しいです！ また今の段でもナイフをちらつかせれば即座に大人しくなりますので、良かったらご了承をw← お互いに楽しめると嬉しいです♪ それでは、このあたりで背後は一度、引っ込ませて貰いますね！/蹴り可)

… …ふはっ。

(相手の悪ぶって見せるには随分子供らしい表情に虚を突かれて、自分より低い位置の顔をまじまじと見つめ返してしまう。それから"化け物"を目の前に半ば捨て鉢になっていたこともあるだろう、先程見た人離れした力とその表情のギャップに堪えかね口を押さえて吹き出した。やたら尊大な態度もその子供らしさを増すだけでむしろ逆効果で、しまいには腹を押さえて笑い出す。)

…悪い、随分"化け物"らしくない顔をするもんだから。
それで、俺も君に食われるのか？

(息を深く吐いて落ち着くと少し申し訳なさそうに片手をあげる、一転 その瞬間浮かべた笑みの温度がぞっとする程下がったのは相手にも伝わっただろうか。自分の顔を見て警戒を緩めた姿から危害を与える気は無いとふんでいた、それでも直接その口から言わせないと気が済まない性は生い立ち上仕方のないものである。なんにせよ今彼女に悪意があれば自分は逃げられやしないのだ。少々…いやかなり予想外の最期にはなるが、大衆にさらされて首が落ちるよりは良いだろう。自分でも不思議なくらい穏やかな気持ちで、青い瞳の底を不躾に見透かすように目を細めた。)

(/読みやすいようで良かったです、ありがとうございます。こちらこそ最初から娘さんの警戒心を煽るような息子で申し訳ありません。
この先、出来るだけ早い時点で刺客の乱入とそれから娘さんを庇うロルを入れようと考えており、ナイフに関してはそこで何かしら挟めたらと思いますw
それ以降どんどん絆されていくつもりですのでこちらこそお付き合いお願いいたします♪
それでは失礼いたします。/蹴可)