大倶利伽羅 2018-03-29 19:10:42 |
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…あんたとの秘密の場所というわけか。悪くないかもな。
(人見知りな性格故に大学に入っても一人だと思い込んでいたが、唯一できた親友であり、話すにつれて何故だか懐かしい感覚に戸惑いつつこうやって場所を教えてくれたのがなんだか嬉しくて小さく微笑んだまま)
…そうだな。
(二人だけしか知らない秘密の場所、子供かと言いたくなるが実際悪くないと思っているために同意の意味を込めて頷き。それから腕の中にいた猫を下ろしてやると「俺の用事は済んだ。帰る。」と告げ歩き出して)
…えっ、ちょ、っと待ってくれ。俺も帰る…!
(早々とその場から立ち去る相手に慌ててその場から立ち上がるも周りに猫が群がっており足の踏み場もなく困り果ててしまうものの数匹の猫に手を伸ばしやんわり撫でてやり”また来る。だから退いてくれないか”と伝えたい事が分かったのか鳴き声一つあげ退けてくれると相手の元へ駆け寄り。)
まだ猫と遊んでいてもよかったんじゃないか
(まさか彼も一緒に帰るとは思っていなかったようで、足を止めては彼の方を向きこちらに来るのを待っていて。クスリと笑いを零せば冗談なのか本音なのか分からない声音でそう言って)
…いや、もう満足だ。それに…また来ると約束もしたしな。
(彼の所へ向かっては一緒に歩みつつ首を左右に振り満足そうに笑みを浮かべており。「…また連れていってくれるか?」と横目で相手を見てはそう問いかけ)
お前が来たいのならいつでも。
(あの場所はどうやら彼も気に入ってくれたようで、満足そうに微笑むのを見ては良かったと思い。歩を進めていると徐ろにまた連れていってくれるか、と問い掛けられては頷き)
!…ありがとう。
(相手から了承を得ては照れ臭そうにぽそり、お礼を言って。歩を進め暫く沈黙が続きそうやって自ら話すこともできるわけもなく何か話すこと、話すこと…と悶々と考え始めており)
おい、どうした?
(こうして並び歩きながらどうでもいい様な他愛ない話をしたのはとても懐かしく感じて。あの頃も何かと話をすることが多かったために昔のことを思い出しつつ横目で彼を見ては難しそうな顔をしており)
っえ…あ、いや、なにもな―――
(話すこと、話すこと…と考えていると相手に声を掛けられ其方へ顔をやり首を左右に振るも相手の顔を見た瞬間ふと、思い出し。この頃、相手とこうして他愛のない会話をしている最中にどことなく懐かしい感覚を感じ自分自身相手とは初めて会話をしているはずなのにこの感覚は…と困惑しているのもあって。そのことを相手に相談してもいいのだろうか…でもやはり気になるのもあって「…相州。可笑しなことを聞くんだが…あんたとはどこかで…、あったことがあるか?」と不安げな声音でそう尋ねて)
( / 突然の背後から失礼します…!どうしようかと考えていたのですが、少しずつ国広が可笑しいと思い始めたことにしたのですが…こうやって記憶が少しずつ蘇るのがいいとかありますか…? )
…、
(声を掛けてみると、戸惑いつつも此方にどこかであったことがないかと問われて。まさかこのタイミングで、流石に到底の事では驚くことの無い自身でも驚いたのか僅かに目を見開き無言になってしまい。しばらく黙っていたものの「ああ、遠い昔に」とだけ答えて)
(/そうですね、なにか大きなきっかけがあってもいいかもしれませんが少しずつ少しずつ思い出していく方が展開的にも面白いかと。そのような戻り方で大丈夫ですよ!)
…あ、やはり今言ったことは忘れてくれ…!俺の勘違いかもしれ―—…え?
(相手の反応を見やればやはりそんな反応をしてしまうのは無理もなくて。自身が困るような質問をしてしまったことに対し慌てて否定をするも相手の言葉にきょとんとした表情で「…遠い…昔?」と首を傾げ)
( / 成程。では、少しずつ乍曖昧な記憶を取り戻しつつ何か大きなきっかけで全部の記憶を取り戻すことにしましょう…! )
ああ、遠い昔に俺とお前は出会っていた。
(記憶のない彼が、少しだけでも思い出しただけでも大きな発展であり。だからといってここでまとめて昔は刀剣男士だった、などと言ったところで益々混乱するだろうと思えば「ゆっくり思い出していけばいい。」と告げ)
(/はい、その方でよろしくお願いします!)
…そ、うか。すまない…思い出せない…、
(だから相手と話す度に懐かしい感覚があったのだろうか。”遠い昔に出会った”それだけ分かったとしても記憶が戻ったわけではなくそれだけ聞いたとしても感覚だけで後は妙に悶々としつつ視線を下げ「…ッ…嗚呼。」相手の気遣いに申し訳なさそうに眉を下げて頷いて)
( / はい。では、その設定でいきますね!背後はこれで失礼しますが、何かありましたら話しかけてくださいませ…! )
(それからしばらく沈黙が流れるも、自身の住む借りているマンションの近くに来ると立ち止まり「それじゃあ俺はここで」とだけ告げると分かれようとして)
嗚呼…!あ、あんた…ここに住んでいたのか?俺もここに住んでるんだ。
(暫く気まずい雰囲気のまま歩を進めていると、辿り着いたらしいマンションへ視線をやればまさか偶然の同じマンションに住んでいたようで驚きのあまり何度も双眸を瞬きさせてそう告げ)
…は?
(まさか今の今まで気付かずにいたが、彼と同じマンションに住んでいたなど予想もしていなかったためこちらもその言葉を聞けば固まり。かと言って冗談を言うような奴ではない、恐らく今まで会うことがなかったために気付かなかったのだろうと思うと「それは…知らなかった」と続けそれならばついでに途中までと歩みだし)
(何という偶然なのだろうか。それにしてはできすぎるように思うものの大学で知っている友人がいれば心強く感じるのもありどこかホッとした様子で。自身の部屋は三階にあるので便利なエレベーターを使わず階段を使って三階まで登って辿り着くと「…じゃあ、俺はここで」と相手と別れようとし)
ああ、また明日。
(3階がどうやら彼の住む場所であったらしく、頷くと自身は5階に住むため階段を上がっていき。家に辿り着くと今日の事で高揚していたのか、普段なら連絡が来るまでこちらからすることは無いのに珍しく長谷部などに連絡したりして)
……遠い…昔、か。
(自身の家へ辿り着けば、鞄から鍵を取り出し開けると中へ入っていき。リビングに辿り着くと鞄を適当な場所へ置いてはベッドにダイブし仰向けになるとポソリ、今日の出来事で印象があった言葉をそう上記を呟き。遠い昔…彼と自身にどんな関係があったのだろうか等と色んなことを思い乍いつの間にやら眠ってしまって)
(次の日、いつものように支度を済ませると今日は午前中のみの講義で充分らしく家を出て鍵を閉めては階段を降りていつもの道をのんびりと歩いており)
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