庭 球 と 君 と。( 非募 )

（/年相応なのかませてるのかはっきりしてほしいですよね!(←)　）


【棗　綾香】

うん……、切原くんは?
(今迄明るく人懐っこく話してくれていた彼が急に素っ気なく感じて、何故?と考える。これがもしヤキモチだったなら己にも少しの希望はあるのでは、いやそれは流石に高望みしすぎかもしれない。己がもし彼に同じ質問をして”好きな人が居る”なんて聞かされたら相当心が痛むだろうし、何より答えを聞くのが恐い。けど尋ねるなら今しかないと意を決せば問い返して。なんとかなると告げる彼に安堵しては彼が己の歩調に合わせてくれていることに気が付き。優しいなぁなんて再実感しながら一緒に買い物に行ってくれることや些細な気遣いの全部を含めて感謝の意を込めて「そっか、ありがとう。」と微笑んで。)


【丸井　ブン太】

わかった、俺も変えるつもりはない。
…けど、好きって言ったからには絶対振り向かせてやるから覚悟してろよ?
(正直己が一番恐れていたのは気持ちを伝えることによって関係が変わってしまうことで、その心配がいらないのは有り難いしそういう彼女だから好きになったのだ。勿論これから己も今迄通り友達として過ごすつもりが己は彼女が好きであり、当然いつかは恋人にだってなりたいことに変わりはない。何時もの自信に満ちた眼差しで見つめては宣言してみせて。彼女に笑われたのがなんだか悔しくて「うるせー。」なんて笑いながら軽くデコピンをして。呼びやすい方でと言われたが、いちいち緊張するのも格好悪いしプライドもある。次からも絶対名前で呼ぼうと決心しつつ。)

(　/　ですです(　笑　)　多分声が影響してるんですよ、あれは(　←←←　)　)


(　切原 赤也　)

俺？ ... 居るっちゃ居る。
(　まさか己に質問が回ってくるとは思ってなかった為か一瞬頭の動きが止まってしまう。居ない訳では無いし寧ろ隣に居る貴方です、なんて言える筈もなく少し間が空いてしまう。ふと以前先輩であるマネージャーが部室で興味が無いなら好きな人だとか聞かないと言っていたのを思い出してしまう。もし本当ならまだ己にチャンスが有ると勘違いしても良いのだろうか？居る、と断言出来ないのは今は折角彼女と居る訳だし少しだけでも楽しいと思ってほしいからか。また部活が無い日を見付けては一緒に帰れたりしないのだろうか、そして今更ながら彼女の連絡先を知らない今なら聞けるような気がする、と何処からか自信が湧いてきたのか。「 なぁ、連絡先 ... 交換しねえ？ 」と提案しては目の前に店が見えてきて　)



(　朝比奈 栞乃　)

へぇ、じゃあちょっとだけ期待してるね？
(　絶対振り向かせる、なんて己には勿体無い言葉だろう。他に可愛い子だって居るだろうし何より彼等はモテモテな筈なのにと考えてしまう。ちょっとだけとは言ったがちょっとなんて嘘でありだが、恥ずかしいからか少しだなんて口に出してしまう。己は薄々気付いていて、自分が一番自分の性格を分かっていて興味が無かったりすれば覚めるしすぐに頭から離れるだろうが彼の事は頭から離れない上に余計に考えてしまう事も屡々。デコピンされた場所を“ 痛い ”なんて言いながら擦りつつ「 やっぱ外好き。 」と軽く伸びをしつつ　)

（/確かに声がお色気満載ですもんね、忍足侑士くんとか(←)　）


【棗　綾香】

…そうだよね、やっぱり。
(曖昧に濁された答えだったものの居るに変わりはないのだろう。人気のある彼のことだから好きな人が居てもおかしくない、分かっていた筈なのに彼の口から聞くと心に受けるダメージは予想以上に大きいもので。何か気の利いた返答を出来ればいいのだがどうしても表情には出てしまうようで、上記告げれば眉下げて笑って。目的の店が見え入ろうとしたら彼の口からまさかの提案。何故、今、私と、問いたいことは沢山頭に過ぎるが一番言いたいのはそんなことじゃない。「交換したい…!」と大きく頷けば鞄からいそいそと取り出して。)


【丸井　ブン太】

ちょっとだけかよ!
(彼女らしいと言えば彼女らしい返答に思わず気が抜けたのか、ぷはっと吹き出し笑って。勿論己としてはちょっとだけで終わるつもりはないし、絶対振り向かせる気でいる。そこは負けず嫌いな性格故なのか、それほど彼女への想いが強いものである証拠なのか、おそらく両方であろう。伸びをする彼女を横目に見つつ「俺も。今日天気良いしなー。」と同じように伸びをすればその場にごろんと寝転んで空を仰ぎ。)

(　/　ですよ、ほんと。それにもう“ 絶頂 ”とか口癖に(　←←　)　)


(　切原 赤也　)

やっぱり？ ... って事は知ってた？
(　彼女の口から出た言葉に耳を疑い、再度訊ねてしまう。やっぱりって事は予め知っていたのだろうか？己は良く女子とは話す切っ掛けも無いし話し掛けられたら対応する程度だからか女子の情報の速さを全く知らず噂の一つにになっている事も知らない。何故か寂しそうな表情の彼女に不安になり手を伸ばせばぽん、と頭に手を乗せて“ そんな表情すんなよ、それに今は楽しもうぜ！ ”とそれに己と居るとき位は笑っていて貰いたいのが本心で。「 マジで！？良かった ... 」提案した己も真実かどうか聞き返してしまう位嬉しくポケットから端末取り出して　)



(　朝比奈 栞乃　)

ふふ、嘘だよー。
(　彼のノリの良い突っ込みに此方も釣られて笑ってしまう。言うつもりは無かったがぽろっ、と口から出た言葉を止めようと思ったがそれはそれで良いか、と。今まで何故一緒にサボってくれるのか、優しいのかが一つのパズルのように組合わさって納得がいく。「 だから屋上来たんだよ、それに数学疲れたし。 」と告げればポケットから端末を取り出して寝ている彼を写真に撮り。　)

（/中学生の口癖じゃないですよねぇ(笑)　まぁそういう所含めて好きなんですけど(←)　）


【棗　綾香】

知ってたというか……居るだろうなって思ってた。
(訊ね返されると小さく首を振って答えて。彼に好きな人がいるという噂話を小耳に挟んだことはあるが、その頃から己は既に彼に想いを寄せていてその噂は信じたくないから気にしないようにしていた。でも頭の片隅では信じてしまっている自分も居たのは事実だし、つい先程実際本人から確信を得てしまったのだが。頭ぽんされると2回目と言えど慣れないものでどくんと心臓が跳ね、”う、うん…!　そうだね、楽しまなきゃ!　”確かに彼の言う通りだなんて思えば笑って。そんなに喜んでくれると己も嬉しくなる。己の連絡先を送信すれば「ちゃんと出来てる?　」と確認して。)


【丸井　ブン太】

どっちなんだよ、ったく。
(ちょっとだけだと言ったり嘘だと言ったり、やはり彼女はなかなか容易には読めない人だ。口では呆れたように笑いながら述べるが、嘘だということは己の気持ちが届く可能性は少なくはないということであり、当然気持ちは高まるばかりで。数学疲れた、というのは大いに同意できる。俺も、なんて相槌を打とうと思ったらカメラを向けられていることに気が付き「ちょ、なに撮ってんの。」と勢い良く起き上がれば彼女から端末取り上げようと。)

(　/　ですです、台詞すらも王子様ですよっ(　←　)　)


(　切原 赤也　)

あー、成る程な。
... そいつとさ、あんまり話した事ねぇんだけどなんか惹かれるんだよなー。行事とか盛り上がってるしなんか可愛いんだよ。
(　女子の勘とやらは素晴らしい、と改めて認識させられる。適当に相槌を打ちつつもちらりと横目の彼女に視線を移してしまう。少し位ならヒントを与えても多分分からないだろうそれとは裏腹に気付いて貰いたいという思いもある為かぺらぺらと話し出してしまい。可愛いなんて言うつもりは無かったが口から出てしまいはっ、としつつも暗闇だから表情も分からないだろう。“ 中々機会ねぇしな！ ”とこれが一緒に帰るのは初めてだろうとこれから先一緒に帰る事が有るのだろうか？画面に表示された名前を見れば「 大丈夫、来てる来てる。 」と頷けば密かにお気に入りに追加して。　)　


(　朝比奈 栞乃　)

さぁ、どっちでしょう？
... 大体興味無かったらとっくに冷めてるしね。
(　こうなったら弄るに弄る事に限るのを知っている己はにやり、と笑えば両手を左右に出して首を傾げてみて。視線を落とせば小さくポツリ、と告げては先程の御返しにと手を伸ばし彼の額にデコピンして。己はどちらかと言えば文系ではなく理系だし数学は得意なのだが日頃サボっている為疲れたのかもしれない。特別理由は無いがなんとなく、なんて言える訳もなく「 んー、仁王に送ろっかなぁ ... 」と授業を受けているであろうクラスメイトの名前出しては取られないようにと高く上げて　)

（/跡部様なんか跡部王国建国済みですもんね…(←)　）


【棗　綾香】

……その子、なんかちょっと私に似てるね。…あ、可愛いは別として!
(周りが暗くて表情こそ読めないが彼の声色から本当に好きなのだろう強い気持ちは読み取れて、胸が締め付けられると共に彼に好かれているその子が羨ましくて。あまり話したことがないとか行事で盛り上がるとか己との共通点があがるとどうしても敏感に反応してしまい、冗談ではあるが半分願望の意も込めて上記述べるもそれでは己で己のことを可愛いと言っているのも同然じゃないか、と口にした後に気がつけば慌てて訂正して。確かに部活で忙しい彼と一緒に帰るなんて滅多にないし、もうこんな機会は訪れないかもしれない。連絡先が無事届いたと分かれば「良かったぁ。…ねぇ、もしまた部活がお休みの日とかあったらさ、一緒に帰ってもいい?　」と機会が無いなら己から作ってみようとダメ元覚悟で尋ねてみて。)


【丸井　ブン太】

ってぇ!　つか楽しんでねぇ?
(デコピンされると大袈裟に反応してはおでこ擦りながら。一瞬だったので確かではないがデコピンをする前に彼女が何か言ったような気がしたのだが気のせいなのだろうか。聞き返そうかと考えるも気のせいだったら悪いし、なんて思えば先程の彼女の言動思い出してじと、と目細めて。クラスメイトであり部活仲間でもあるペテン師の名前が出てくると「送らなくていいっての!　あいつ絶対何かしら面白がるから!」と断固阻止の声上げると端末を持っている方の手首をぐいっと掴み。)

(　/　それ( 笑 ) ある意味尊敬しますよね、(　←←　)　)



(　切原 赤也　)


似てる、か ... 十分棗も可愛いと思う。
(　似てる、と言われればもしかして気付かれたかもしれないと焦るが後に続く彼女の言葉にほっとしてしまう己が居る。もしも気付かれたとしてこの関係は変わってしまうかもしれないというのが怖い、関係といっても何とも言えないが。それとは裏腹に意識してくれたかもしれないという微かな希望さえ捨てきれず。可愛くない、と否定する彼女に言おうか迷うが視線を外しつつポツリ、と可愛いと述べてしまう。否定するのが不思議な位だし何かと男子の間では噂になっていたりもする位だしそこは自覚を持って貰いたいものだ。来るはずが無いと思っていた彼女のからの誘いに一回目を見開いてしまう。彼女から誘ってくれた、という事実を受け入れられないが断る理由もつもりも無く「 勿論帰るぜ！... 寒いし中入ろーぜ 」と頷きながら手招きしてはドアを開けて彼女を先に入るように促し　)



(　朝比奈 栞乃　)


全然楽しんでないよ、ちゃんと真剣だって。
(　楽しんでない訳では無く、寧ろ彼と居るなら楽しむしか無いだろうと考えていて。何に対して真剣なのかはわからないがとりあえずこね話は流そうとちゃんと考えている事をアピールしつつ。目を細めて此方を見る彼に此方は何食わぬ顔で首を傾ければ“ なーに？ ”とにこり、と笑顔張り付けて訊ねて。「 だろうね、今頃ちゃんと授業受けてるよ 」と頷きつつ笑えば急に端末を握る手首を捕まれそうなると抵抗出来ないが最後の希望を持ちつつ後ろに手を引けば当然バランスは崩れる訳で。　)

（/ですね(笑)　跡部様に関しては王子様じゃなくて王様ですしね(←)　）


【棗　綾香】

えっ!?　あ、ありがとう…。
(男子に、それも好きな人に可愛いだなんて言われた経験は今迄にある筈も無く驚きを隠せずに目を丸くして。女子に言われるときはそうでもないのに好きな人に言われるとこんなにもドキドキするものなのか、たとえお世辞でもすごく嬉しくて頬が緩んでしまう。熱を持った頬を両手で冷ますように挟みながら照れ臭そうに俯いて。断られなかったことに安堵すると同時に既に期待の気持ちが膨らんで「やった!　あ、そうだね。」と瞳輝かせ喜べば促され頷き。ドアを開けてくれる彼にまたときめきつつ礼を言えば店内へ。)


【丸井　ブン太】

…いや、ちゃんと考えてくれてんなら良いや。
(首を傾げて貼り付けたような笑み浮かべる彼女に相変わらずだな、なんて苦笑いして。彼女自身が真剣だと言うのならば事実なのだろう、自慢にはならないが彼女のことは良く見ているつもりだし性格もある程度は知っているつもりだ。実際本当に興味が無ければこんなに話を続けてくれることは無いことも分かっている、時間がかかってもいいから彼女から答えを聞ける日をちゃんと待とうと決めればふっ、と笑み溢して。「そりゃそうだろ…っ、て、うわ!」彼女がバランスを崩せば己も釣られて崩してしまい。まずいと思った時にはもう手遅れで彼女に覆い被さるように倒れるも体は何とか片腕で支えて。)

(　/　キングですよ、KING(　←　)　)


(　切原 赤也　)

あ、いや ... どういたしまして ... ？
(　中々話さない上に二人っきりで異性に可愛いなんて言えばこうなる事は己の足りない頭で予想出来なかったのだろうか。ちらりと頬を包む彼女横目に見ればだがそれと引き換えに普段なら遠目だし中々話さないし見れないレアな表情まで見ることが出来た為それはそれで良かったのかも知れない。何て返したら良いか分からないがとりあえず途切れさせない様にとお決まりの台詞を告げて。己が了承しただけでそんなにも喜んで貰えるのかとまた期待する原因にも成るだろう。彼女の後に続いて店に入れば中身見て普段こんな場所に来ることも無く「 好きな色、とかあったりすんの？ 」と訊ねてみて。　)


(　朝比奈 栞乃　)

え、そこは良いんだ ... それに御免ね、今良く考えてみれば音楽じゃん？ありがとうね。
(　もっと質問されると思っていたがもう良いらしく多分苦笑も浮かべられたしなんだかんだで部活もクラスも一緒だし性格も考慮してくれた結果だろうか、そうなると遠回しに興味が有ると言っているような物であり口には出してないが恥ずかしい様な気もする。ポツリ、と謝罪の言葉を口にして確か彼は音楽が好きだった筈其処は礼を言わなければならない。バランスを崩したのは良いが目の前には彼、背中にはコンクリートであり状況を理解するのが少々遅れてしまう、生憎“ きゃ ”なんて可愛い声も出るはずが無く「 ... 近い、近い。 」と声色は冷静だが視線を合わせられず　)

（/テニスのKING様ですね(←)　）


【棗　綾香】

…さっきの子さ、きっと振り向いてくれるよ。切原くん格好いいもん。
(何となく気まずい雰囲気になったような気がすれば顔を上げてゆっくりと口を開いて。本当は彼とその子が結ばれることなんて少しも望んでいないが彼の惚れっぷりを見ると”諦めて欲しい”だなんてとてもじゃないけど言えない。それでも後に述べた言葉は紛れもない己の本心で。よく訪れる店内をぐるりと見渡していると好きな色を訊ねられて。そういえば何色が好きとか考えたこともないな、なんて気がついて少し考えてみて「赤、かなぁ。」と。今パッと浮かんだということは好きな色と認識しても構わないだろう、そう思えば文具やポーチも赤系統の色を無意識に多く持っている気もする。)


【丸井　ブン太】

いいって、俺が好きで付いて来てんだから。
(謝るということは己が音楽を好んでいることを理解しているということか、となると彼女も己のことをある程度知ってくれているんだなと思うだけで嬉しくなる。サボりに関して己は特に気にしておらず、むしろ彼女と二人で居られる機会が増えて好都合だ。上記述べては気にするなと言わんばかりに笑いながら。やっちまったなんて後悔にひたる前にとりあえず彼女から離れなければ、頭ではそう思っているのに驚きの余韻からなのか体よりも先に口が動いて「悪ぃ、大丈夫か……って何、照れてんの?」と怪我がないか確認するも視線が合わないことに疑問を抱いて。もしかして、と頭に過ぎればいつも己が弄られているのだから少しくらいなら仕返したって良いだろうと謎の悪戯心芽生えてにやりと口角上げつつ。)

(　/　じわじわ来ますね( 笑　/　← )　)



(　切原 赤也　)

だと良いんだけど ... 長くなりそうなんだよなー。
(　振り向いてくれればそれに越したことは無いんだが彼女の反応からするにまだ自分とは気付いていない感じでありそれは長くなりそうと感想溢しつつ此だけヒントを与えれば何処かで勘づいてくれているかもしれないだろう。一方己は彼女と彼女の好きな人が結ばれるなんて嫌に決まっているが最後まで諦めるつもりなんて無く“ 頑張って ”と口にも出せず中々大人になれない。赤が好きだと言う彼女とまた共通点が見つかった、偶然なのか己も赤は嫌いじゃないそれに立海のテニス部ジャージ等の色の黄色のチャームが着いたシュシュを見付けては「 此とかどう ... ？ 」と見付けた物を指差して　)


(　朝比奈 栞乃　)

でも、有り難うね。独りで居るより楽しいよ？
(　彼なら言うと思ったがちゃんと御礼するべき、とそこはちゃんと割り切りたい為か。普段は独りでサボっているし端末を弄るか寝るか、ぼーっとしているの三択しか無いが今は話す相手も居るし笑い合ったりも出来る為楽しさは確実に上であり更に気を使わないとなるとそれ以上だろう。この状況からして大丈夫な訳が無いだろう、と突っ込む余裕も何処かへ消えていて視界の端に口角を上げる彼が目に入る。「 大丈夫 ... 別に照れてないし！ 」となんとか口には出せるが行動に移せず視線合わせようとするも心臓がばくばく煩い位で。　)

（/ただし跡部様に限る。(←)　他の子はプリンスですからね…(←←)　）


【棗　綾香】

そうなんだ……、告白とかはしないの?
(彼の反応からするに既に付き合っては無いらしいしそこまで進展もしていないのだろう、己にもまだ十分チャンスがあると分かれば安堵して。だけど彼がその相手に想いを伝えて結ばれてしまう可能性だってある訳で、そうなれば完全に己の出る幕は閉ざされてしまう。少し焦りを感じれば恐る恐る訊ねてみて。相手の指差したシュシュに目をやれば「わ、可愛い!」と手に取って。黄色のチャームが揺れると立海テニス部のジャージが頭に浮かんで、確かに応援に付けて行くにはピッタリかもしれない、と。)


【丸井　ブン太】

どーいたしまして。俺も楽しいし、たまにはサボりも悪くねぇかもなー。
(お礼を言われるとこくり頷き返して。授業をサボったことがテニス部員の耳に入ると副部長あたりにこっ酷く叱られるだろうけど、楽しいのは事実だし何だか気分も晴れた気がする。クラスメイトで己が授業をサボったことを知っている仁王にはしっかりと口止めをしておかなければならないが。言葉では強がっているが己には分かる、こんなに調子の悪い彼女は本当に珍しくて少し得をした気になる。己も正直心臓が煩いほど高鳴っているが今更後には引け無く「ふぅん、そうは見えないんだけど?」と余裕を装い首傾げて。)

(　/　じわじわ来ます、じわじわと。　)


(　切原 赤也　)

んー、迷ってんだよ。
(　いきなり直ぐに好き、と言われたとしても良く知らない相手だったり関わったりしなければその気持ちも無駄になる事も己は良く知っている。何故なら自慢では無いが思いを伝えられる事が多々ありその度に己がしてきた事だからでありそう簡単にはいかないのも良く理解しているつもりでいて。可愛い、と彼女の口から出てくれば「 よし、じゃあこれな。ちょっと寒いけど外で待っててくれる？ 」と彼女に伝えれば先程のシュシュを手に取り会計に向かい　)


(　朝比奈 栞乃　)

でしょ？此処なら中々人居ないし、部長も副部長もクラス違うからね。
(　普段授業を受けている時に此処に居るのは大概己だけだろう、たまに他のクラスの知らない人とも会うことは有るだろうが。それに部長や副部長に見付かれば何を言われるかも分からないが生憎己は軽く交わすであろう。何故こうも彼は余裕そうなのだろうか、己とは真逆だ。首を傾ける彼に不覚にも“ 格好いい ”なんて思ってしまいそれも更に心臓を煩くさせる材料となり此のままだと悔しいしと「 照れてないもん。... さらさらじゃん。 」普段目に入らないアングルだが彼の髪が手が届く所に、普段ふざけて撫でてはいるが手伸ばせば髪に触れつつなんとか話題変えようと　)

（/ですね(笑)　今日はホワイトデーですね!(←)　）


【棗　綾香】

そっか、……実は私も迷ってるんだ。私の好きな人ね、凄く人気があって沢山女の子に告白されてるのも知ってるんだけど、私その勇気が出せなくて…。
(迷っていると言うのなら己も同じだ。実際に彼のことを好きで想いを伝えた友人を己は知っている、そしてその子が結ばれなかったことも。その子には失礼だけど己はその時ホッとしてしまった、だけど想いを伝えられる勇気は尊敬する他無い。好きな相手本人にこんな話をするのも可笑しいが、これで彼に何か言われることで少しでも意気地の無さを変えることが出来れば、とポツリポツリ述べて。勿論自分のお金で購入する気満々だった為彼の言葉に驚いて「そんな、自分で払うからいいよ。」と引き止めて。)


【丸井　ブン太】

あの二人に見つかったらタダじゃ済まないだろうな。
(想像するだけで身震いする程の二人思い浮かべれば苦笑漏らして。だけど彼女とこうしてこっそりサボっているのは何だか二人だけの秘密みたいでドキドキする。実際はクラスメイトだって知っているだろうから秘密とは言えないのだろうけど。彼女の手が伸び髪に触れると、撫でられることは今迄多々あったのに今だけはこれ迄の比じゃないくらいに全身の熱が上がるのを感じて。これ以上は己の理性が持ちそうに無く、流石にそれだけは避けなければと静かに息を吐けば「いっつも撫でてくんじゃん。……てか普通まず”離れろ”とか言うもんじゃねーのかよ。」と相手から離れつつ起き上がれるように手を差し伸べてやり。)

(　/　ですよぉぉぉぉ(　←　)　企画発表らしいです！ハッピーサマーバレンタインのですね。　)


(　切原 赤也　)


すげー共感出来るそれ、振られるときは一瞬だしなー。
(　彼女の想い人がこんなにも羨ましいと思った事は無く勇気が出ない、と言うよりはなんだか困らせないようにと大切にされているような気もする。どんなに想いが強かったとしても相手にはその強さが伝わる筈もなく勇気を出したとしても“ 御免ね ”と言う言葉で簡単にも無駄に成る。そこがまず踏み出せないんだよなぁ、と俺と同じじゃん、と頷きつつ。凄く人気がある、と来れば己には部長の顔が出てくるがまさかな、と頭から追い出そうと。もしも当たっていれば勝ち目なんて到底見えなくなるだろう。「 いーって！ほらほら、外出て 」と己が買おうと提案しておいて彼女に払わせるなんて出来るはずないし己がプレゼントだってしたい、と上記告げればレジに出して　)


(　朝比奈 栞乃　)


あー ... 副部長はなんとかなると思うけど部長はヤバイね、あれはヤバイ。
(　頷きつつ副部長は何だかんだで小言が多いイメージでありそれは大人しくしておけば穏便にすめるだろうが魔王なんて呼ばれたりしている部長を流石に交わす事は難しいし笑顔で威圧してきそうな所が怖い、となんとしても彼等の耳に入らないようにしなくてはならないと同じクラスであるペテン師を口止めしなければと考えていて。いつも撫でてるのは確かに撫でてるがいつもと違って見えるのは角度からか何なのかわからないが。「 ふふ、確かに撫でてるけどさ ... あ、忘れてた。確かにそれが先だよね。 」と声に出して笑えば何故言わなかったのか？と己の中で疑問になってしまう。差し出された手を掴んで起き上がり　)

（/でしたね!　特別番組(?)だとか諸々……詳細公開が楽しみ過ぎます!!　）


【棗　綾香】

振られちゃった後も同じクラスだと毎日顔合わせるから、気まずくなっちゃうのも恐いしね。
(振られるときは勿論恐いがついついその後のことも考えてしまう。クラスや学年が違えば顔を合わさないうちに少しは吹っ切れることが出来るかもしれないが生憎己の好きな相手はクラスメイト、気にしないようにと思っても自然と目で追うだろうし会話を必要とする場合もあるだろう。そうなると諦めるに諦めきれずズルズルと引きずってしまうかもしれない。ここまで言われて自分で払ってしまうのは逆に失礼だろう。「…ありがとう、じゃあ、待ってるね。」と身を引けば今度絶対改めてお礼をしようと考えつつ店の外へ。)


【丸井　ブン太】

へぇ、栞乃でも流石に幸村君は怖いんだな。
(目立って怒鳴ったり説教したりするのは副部長だが、確かに立海テニス部で最も恐れるべき存在は部長であることは間違いないと頷き。それにしても彼女なら飄々と交わしてしまうのではと頭の片隅で思ってはいたのだがやはり部長の壁は高かったのか。呆気無いというか拍子抜けする言葉に「確かにって…忘れるか普通?」と苦笑して。とは言えども先程の状況で離れろと言われて離れられる根拠も無いのだが。彼女が起き上がったのを確認すれば手を離して。)

(　/　楽しみ過ぎますよ！ ハッピーサマーバレンタインだけに夏にやるんですかね、やっぱり。　)


(　切原 赤也　)

同じクラスってプラスだけじゃねーから割りと困るよなー。
(　こくり、と頷くが彼女の想い人は言動からするに同じクラスらしい。先程考えていた部長と言う線と後輩や先輩そして他クラスの線も同様に消えた。確かに同じクラスだったら話し掛け易いし何かと視界に入ることは多いが想いを伝えて気不味くなればそれはそれで辛いだろう。大人しく諦めてくれた彼女が出ていく事を確認すればレジの人にラッピングを頼めばお金を払い。まさかプレゼント出来るなんて思っても無かったしそれを着けてくれるとも考えて居なかった。会計が終わった物を持てば外に出て「 お待たせー、じゃ帰る? 」と彼女の隣に並べばこれから何しようか、と訊ね　)


(　朝比奈 栞乃　)

そりゃね、全然交わせないし。
(　怖いと言うよりは簡単に言えば扱い難いが勝つのだろう、全く心情も見えないし何より笑顔が恐怖だろう。端から見て何も知らない女の子なんかはきゃーきゃー言うのも無理は無い位顔は整っていると思うが、此方はそれ処じゃない。「 だって一週間に一回位は撫でてるような気がするし、... 私普通じゃないのかもね。 」忘れていたという事はそこ迄不快じゃ無かった事になるだろう、どうしたらわかってもらえるのかと考えた末に“ ちょっとさ、そこ寝てよ ”と体倒すように頼み　)

（/どうやらそのようですね…。6月には許斐先生のシングルCDもリリースされるらしいです!　）


【棗　綾香】

うん。でもさ、やっぱり同じクラスで良かったーって思うときはいっぱいあるんだ。
(彼の言葉に共感して頷いては、同じ悩みを抱えているらしいことが読み取れて彼の想い人も同じクラスなのかな、と考えて。クラスメイトであることで生まれる不安の種は沢山あるけれどそれと同じくらいに沢山の幸せを感じることもある、ということは今この状況が物語っていて。もしクラスメイトでなければ帰りに誘われることも無かっただろう。会計が済むまでの間、まさか二人で買い物に来てシュシュまで買ってもらえるなんて夢にも思わなかったと幸福感に浸って。彼が帰ってきてもう別れの時間なのかと思うと寂しくなるし帰りたくない、目的は果たしたし流石に我儘すぎる願いだと分かっているが折角二人きりで居られるのだ。「…もう少しだけ一緒に居ても、いい?」と横目でちらりと見つつ。)


【丸井　ブン太】

そりゃまあそうだろうよ。
(あの整ったルックスや優しそうな物腰でテニス部員以外には誤解されがちだが、彼が綺麗で儚いだけではないことを己達はよく知っている。ゆっくりと大きく頷けば頭の後ろで手を組みながら彼女にも交わせないものはあるんだな、と。「撫ですぎだろ。……でもまあ、普通じゃなくてもいーんじゃねーの。」確かによく撫でられる己はそれこそ彼女に上手く飼い慣らされているわんこのようだ。そんな普通じゃない彼女だからこそ惹かれたのだろうと思うがそれは口には出さず。体を倒せという彼女の指示の意図が読めず?マーク浮かべるも、断る理由もないし言われるがままに仰向けに寝そべって。)

(　/　頑張ってお金を貯めなければなりませんね。単行本だったりくじだったりでぱっと消えちゃいますよ、ぱっと。(　←←　)　)


(　切原 赤也　)

行事だったりなー、同じクラスだったら接点見付かるしな！
(　行事だったりそんな事はクラス単位だろう、体育祭にしても文化祭にしても他クラスに態々仲良くも無いのに話に行くには気が引けてしまうが同じクラスだったら雰囲気やなり行きで話せない訳では無いだろう。それに席替えかなんかで同じ班や隣の席、若しくは近くなれればラッキーだし自然と接点も増える為ある意味駆け引きなのかもしれない。もう少しだけ、と言わずまだ一緒に居たかった己には願ったり叶ったりの言葉であり「 俺は全然大丈夫！ 」と自然と笑みを浮かべて述べればゆっくりと話せる場所が良い、と考えて。この近くに公園は無かっただろうか?と思いだしつつ歩き出さなければとゆっくりと進み　)


(　朝比奈 栞乃　)

あれがモテるのは無理は無いと思うけどね、逆に女子より綺麗ってどういう事だか。
(　うんうん、と頷けば下手しなくても普通のそこら辺の女子よりは綺麗だ。寧ろ何で男なのにあんなに綺麗何だとも思える位で正直羨ましい。だが特定の彼女の噂を聞かなかったりする為とても謎であり、普通に歩いてたら中学生には到底見えないんだろうな、と苦笑しつつ。「 だってわんこみたい、撫でたくなるんだよ。... あはは、そうだね。 」と良く撫でたくなるねは彼のせいだ、と己は悪くないと主張して。素直に仰向けに寝そべった彼に己はゆっくりと先程とは立場が逆だが覆い被さるように移動して“ ほら、忘れるって意味分かる? ”と訊ねてみて　)