日本で生まれた扇子は海外でも高く評価され、中国を経て、 ヨーロッパにまで輸出されるようになります。特にフランス では、高貴な女性たちの間で流行し、羽根やレースやリボン などをあしらったものが好まれたようです。17世紀になる と、取り扱う商店はパリ市内だけでも100軒を超えていた とされています。 今でも落語や舞踏などにおいて、扇子は重要な小道具です。