三丁目のミケネコさん 2025-12-29 21:12:59 |
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丼ものかぁ、力強くていいね。……僕?
────僕は、雄政くんが好きなものを食べてみたいかな。
(「優柔不断でごめんね。」と、心底申し訳そうに謝罪をする。昔から制限ばかりの人生、食事を楽しみにしたことなんて無かった。むしろ、他の人達が美味しそうに食べているものが自分には食べられなくて、羨ましくて、妬ましくて仕方なかった。両親がそういうことに過剰な人だったから、余計に。でも、そんな風に思ってしまう自分が一番憎たらしく思えてジレンマに陥り、何処と無く気持ち悪くて、味がしなくて、食べるという行為そのものが一時期嫌いになってしまったこともあったのを今でも鮮明に覚えている。どうしても、その時の名残が今も出てしまうのだろう。食べたいものが本当に思いつかない。丼といっても、貴方が何を頼むのかはまだ分からないが、今日くらいはガッツリ、塩分を摂取してもいいかもしれない。普段もはや癖で過剰に抑えすぎてる分、たまには発散も必要。一応、腕だけは誰もが認める心臓外科医。自分以下の素人に何を言われようが関係無い、蜂鳥先生が許可を出してくれる。そう心の中でツラツラと言い訳をして憂慮を断ち切ると、謝ったことによって貴方に気を遣わせてしまい気まずい空気感にならないように、やはり仕事の時とはまるで別人、何処と無く何故かふわふわとした、柔らかな雰囲気を崩さず下記を。そして、ゆっくりと歩き始めて。)
でも、この辺にある美味しい丼屋さんなら僕知ってるよ。○○くん達がね…あ、もう退院した僕が担当していた患者さん達が最高に美味しいって言ってたんだ。行ってみよっか。
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