三丁目のミケネコさん 2025-12-29 21:12:59 |
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…………。そうですか、、
(どうやら、此方の正体に気づいたらしい。触れただけなのに、凄いな…どういう原理なんだろうと感心しながらも、貴方の今にも泣いてしまいそうな、嬉しそうな入り組んだ表情を見ていると、あの頃のように、頭を撫でて、抱きしめてあげたくなる。その後に見せてくれたにっこり笑顔で心が和む。そんな気持ちをなんとか後数分の辛抱だと思い抑えながら上記を返すと、「現在、かつての蜂鳥は此処では不在なんです。」と、にこりと告げる。こんなことを伝えたら困惑、貴方が理解に苦しむのは目に見えているが、病院から出てしまえば、仕事が終われば全て済む話。強行突破してしまおう。)
─────貴方がよろしければこの後、ご一緒に夕食でもいいがですか?
(貴方のような気立ての良い器の大きな人の〝憧れの人〟だなんていう名誉でとっても素敵な響き、僕が貰ってもいいんだろうかと思う反面、嬉しくて、嬉しくて堪らない事実も隠し切れない。一瞬、口角が緩み、顔が綻んでしまった。……結局、此方から誘ってしまったではないか。あくまで自分は貴方にとって憧れの人、憧れとは超えるためにある敬意の一種。大丈夫、と今のご時世にこんなことが脳裏に浮かぶのは老害の典型例なのかもしれないが、あくまで男同士、歳の差はなんと10歳以上。此方はアラフォー、もうすぐ40。年齢にかなり反する容姿で"お兄さん"が許されているものの、お世辞でも年齢を知られたら…いや?いけ、、る。わけない。許されない気する。とにかく、敬意が恋心に変わるなんてある訳ない。決して、歳の差や同性同士の恋愛を否定しているのではなく、これは確率のお話。まさにこの再会は、その確率の次元に到達する程に稀な特異のケースではあるが、、立て続けになんてそんな…ないない、ありえない。それに、今はただ貴方の話が聞きたい。残された僅かな余生に、自分に出来ることなら、何一つだって後悔を残したくない。そんな浅はかで甘い考えが、自分を突き動かしたのだった。)
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