匿名 2025-07-13 20:04:53 |
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……っ
( 触れた 。逃げなかった 。その一瞬で空気が変わった 。指先に彼の髪がそっと落ちてくる 。柔らかく 、熱を帯びていて 。彼が自分から近付いてきたその距離は 、言葉より確かだった 。満足したように笑わない 。勝ち誇りもしない 。ただ 、ゆっくりと指を滑らせる 。根元から 、毛先へ 。撫でるというよりは “ 触れながら確かめる ” のような 。満足なんて言葉じゃ片付かないくらい「来てくれた」ことが重かった 。嬉しかった 。予想外だった 。けれど言わない 。自身が言葉にしたら 、必ずこの気持ちが軽くなってしまうから 。だからせめて 、と 、彼に視線を向け 、微笑んだ 。柔らかく 、包み込むように 。)
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